一つは色で判断できるポルシェ959。実物を見たのは初めてだ。
これは何としても欲しい。

店主に全部見せてくれと言いたいが、何故かこの時店主は不在だった。
トイレなのか、休憩なのか、戻って来る気配がない。
数年間売れ残っている物が、すぐに売れるはずもないのに、
この時の僕は目を離したら無くなりそうな気がして、
この場から離れられずそわそわしていた。
そして待つ事約5分、店主らしき男性が戻って来た。
狭い入り口から入り込もうとする店主に、
「そこのチョロQ全部見せて下さい」と声をかけた。
店主は少し驚いたような顔をしたが、
すぐににこやかな顔になり無言で出してくれた。
出て来たチョロQは、最初に見えた物の他に、
マークⅡグランデが3台、ポルシェ906と928が各2台など、
初期HG中盤の物が複数台出てきた。現行品も合わせ全部で19台。



こんな所でチョロQに出くわすとは思いもよらず、
一万円程度の所持金しか無いのに、いきなり7000円近くも遣ってしまった。
友人との昼食とお土産代のつもりが、気がつけば自分の土産購入費。
この後は浅草にも行かなければならないが、
とりあえず残金でなんとか凌ぐ事を考えた。
しかし、ライバルが増え始めたこの時期に、
偶然とはいえやっと見つけたチョロQを買い逃す訳にはいかない。
友人は覚えたての日本語を使ってみたかったらしく、
1人で買い物を済ませていた。
買った物は、やはり金の東京タワーだった。