合羽橋のゴジラ | CHOROQ COLLECTOR’S BLOG

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発足から今年で33年目のチョロQコレクターズクラブ代表が綴るブログです。ここ数年はトミカとホットホィールにハマリ中。時々韓ドラとK-popネタやハワイネタも挟みます。

浅草に程近い場所に、合羽橋道具街という商店街がある。
ここはキッチン用品や雑貨中心の商店街。
当時の僕は、厨房に入っていたので、ここへは良く来ていた。
しかし、だいたい行く店は決まっていたので、
あちこち歩き回る事は無かったが、新しい食器を探しに行く事があり、
合羽橋を隅々まで歩く事があった。

あまりお金をかけずに大量の食器を買わなければならないので、
その点で合羽橋は便利。

小一時間歩いていると、店頭に等身大の怪獣のハリボテが
置いてある玩具店を見つけた。
今時手作りのハリボテ怪獣が店の前に置いてあるのも珍しい。
食器探しは後回しにして、とりあえず入ってみる事にした。

店内の商品はまばらで閑散としている。
そして中途半端に古い物が売れ残っていた。
今の子供達が出入りしているとは思えないが、普通に営業はしているようだ。
おそらく、現在まで生き延びて来られたのは、
近所の子供達に支持されて来たからだろう。
しかし子供達の遊び方の変化に対応しきれなかったのか、
ゲーム関連や新しい商品は置いて無い。閑散としているのはその為だ。

良く見ると、僕にとってはなかなかいい物が残っているのに気がついた。
バンダイのサンダーバードのプラトイやフィギュアがいくつも積み上がっている。
手にとって見ていると、奥から出てきた店主らしきおばさんが

「それみんな半額でいいわよ」

と、ニコニコしながら言ってきた。

半額なら尚更全部買いたい所だが、これから両手いっぱいの
食器を持ち帰らなければならない事を考えれば不可能だ。
まあ店の場所は覚えたし、事情を説明して

「欲しいけどこれから大荷物になるんでまた次回買いに来ます」

と、今回は丁重に断った。

しばらく店内を見渡したあと、いつものように

「チョロQはないですか?」と聞くと、

「チョロQはないわねぇ」とすぐに答えが帰ってきた。

「ミニカ-ならあったかな?」
と、店主がゴソゴソとあさりはじめると、
ボロボロに破けた箱が見つかり、箱の無いトミカが数台出てきたのだが、
そのボロボロの箱を良く見ると「すえっ子チョロQ」の文字が見えた。

「あっ、これチョロQ?」

「あホントねチョロQって書いてある」

おばさんも忘れていたようだが、僕も最初それを見て
チョロQだとは思わなかった。
すえっ子チョロQの「スタートハウス」という物は初めて見た。



家の形をしたケースの中に、すえっ子チョロQが収納されている。
チョロQならいくつ買っても大した荷物にはならない。
そう思い、良く吟味して同じ物がダブらないように選んだ。
しかし、箱絵を見る限りケースは8種類、
中に入っているすえっ子チョロQのバリエーションを入れると、
ここに残っていた物だけでは全部揃わないのが判ったので、
ケースの違いだけを見て6個購入した。
他に、非売品の箱無しトミカも一つ購入。



チョロQ探しの旅に出ても、なかなか良いものは見つからないが、
何故か偶然発見した店では、こんな事が時々あるのだ。

この情報を、Y氏に知らせたら、数日後にY氏から一通の手紙が届いた。
手紙には

「情報ありがとうございます。早速行ったみたら、
いくつか残っていたので全部買いました」

と書かれていた。

今思い返すと、こんなやりとりが出来たこの頃は平和な時代だったと思う。