「Bar BAKER(バー・ベイカー)」のブログ。 -34ページ目

「Bar BAKER(バー・ベイカー)」のブログ。

日野市・豊田駅北口「Bar BAKER(バー・ベイカー)」店主のブログです。ウイスキー、ジン、カクテルなど、こだわりの洋酒と音楽。落ち着いた空間で、一息つきませんか?
おひとりさま、初めての方、女性の方も、お気軽にどうぞ。

12月も最終週となりました。今年も残すところ、1週間ですね。2022年、みなさんにとって、どんな1年間でしたか? 僕にとっては、個人的にも、店的にも、本当にいろいろなことがありましたが、いつも応援してくださるみなさまのおかげで、何とか乗り切ることができそうです。あと1週間、よいかたちで締めくくり、2023年に繋げていきたいものです。

 

本日(25日、クリスマス!)は、日曜日ですが当店は通常営業しています。天気もよさそうですし、お時間がございましたら、一息つきに来ませんか? お待ちしております。

 

なお、年末年始については、例年通り、年末は12月31日(土)まで営業、明けて1月1日(日)はお休み、2日(月)は掃除に来るのでそのまま臨時営業、3日(火)はお休み、4日(水)から通常営業の予定です。

 

昨日(24日)は、当店初の試みとして、「ゆるいクリスマス会」を開催しました。クリスマス案件を考慮して、定例会は1週間前倒しで17日(土)に開催したわけですが、クリスマスイヴ、一応空けてはみたものの、これといって予定のないみなさんと、ゆるい(チルい?)感じで飲もうよということで、開催することになりました。ゆるい会ということで、普段の定例会のように気合は入っておらず、ゆるいラインナップ、おつまみ、お土産など、まったりと楽しみました。

 

 

画像は、左から、カティサーク・特級、サンデマン・フィノ、サンデマン・ミディアム・ドライ、サンデマン・ミディアム・スイート。「カティサーク・特級」は、帆船のラベルでお馴染みのブレンデッド・スコッチ、カティサークのオールド・ボトルで、特級表記、ラベルなどから、1980年代のボトルと推測されます。カティサークは、昔からカラメル着色をしていないので淡い色合いですが、現行品と比べると味わいはわりとしっかりしていて、飲み応えもありました。そして、何と言っても、手書きのラベルがいいですよね。昔は全体的に手書きでしたが、現在では「CUTTY SARK」のロゴ部分のみ、元々の手書きとなっています。

 

 

今回投入したカティサーク・特級(1980年代)。ラベル全体が手書きで、下部に特級表記、通関コードがありますね。

 

 

参考として、現行品のカティサーク。元々の手書きはロゴ部分のみ(よく見ると、BLENDED SCOTCH WHISKYの部分も手書き風文字)で、その他の部分はタイプ文字になっています。

 

そして、サンデマン3兄弟です。「サンデマン・フィノ」は、お馴染みサンデマン社のクラシック・シェリー・シリーズのひとつです。パロミノ原酒を酵母被膜下で熟成させたフィノ・タイプで、すっきり辛口です。

 

「サンデマン・ミディアム・ドライ」は、同じくサンデマン社のクラシック・シェリー・シリーズのひとつです。アモンティリャードをベースにペドロヒメネスを5%ブレンドしたミディアム・タイプで、やや辛口でほのかな甘味があります。

 

「サンデマン・ミディアム・スイート」は、同じくサンデマン社のクラシック・シェリー・シリーズのひとつで、当店のレギュラー・シェリーでもあります。オロロソをベースにペドロヒメネスを10%ブレンドしたゴールデン・タイプで、酸味と甘味、熟成感のバランスがよく、やや甘口です。

 

クラシック・シェリー・シリーズはスタンダード品なので、これといって珍しいわけではありませんが、3本揃って飲む機会はなかったので、サンデマン党(笑)のみなさんには好評でした。

 

徳島土産のスイートポテトをいただいたTくん、北海道土産のルタオクッキーをいただいたTくん、ありがとうございました。諸事情あって買っていたコロンバン・メルヴェイユも、皆に食べてもらえて、有効活用できました。

 

僕は、たらこ芋とりマフィンを焼きました。たらこを和えた芋サラダにローストチキンの切り落としをのせて若干クリスマス感を出し、チーズをたっぷりかけて焼きました。皆にも好評でよかったです。

 

 

定例会とは別に、こんな感じでゆるいイベントをやるのもいいなぁと思いました。また企画を考えてみます。

 

年内のブログ更新は、これで最後となります。本当にいろいろなことがあった1年間でしたが、いつも応援してくださるみなさまのおかげで何とか乗り切ることができそうです。心から感謝しています。2023年も、どうぞよろしくお願いします。よいお年をお迎えくださいね。

 

Bar BAKER

 

日野市多摩平1-5-12 タカラ豊田ホームズ107

 

12月も折り返しを過ぎ、今年も残すところ2週間となりました。ここ数日、冷え込みが厳しくなっているので、体調管理にも気をつけたいものですね。例年と比べていまひとつ勢いのない日々が続いていますが、年末に向けて、みなさま、応援よろしくお願いします。

 

本日(18日)は、当店はお休みをいただきます。また月曜日以降、お待ちしておりますので、よろしくお願いします。なお、来週の日曜日(25日)は、営業する予定であります。

 

ちょっと早いですが、年末年始については、例年通り、年末は12月31日(土)まで営業、明けて1月1日(日)はお休み、2日(月)は掃除に来るのでそのまま臨時営業、3日(火)はお休み、4日(水)から通常営業の予定です。

 

昨日(17日)は、当店の定例会こと、「第63回オールド&レア・ボトル会」を開催しました。この会は「ひとりではなかなか開けられない昔のボトルや珍しいボトルを思い切って開けて、皆で雑に飲もうよ」という趣旨で、こういったイベントを通して、お客さん同士、当店や僕も含めて、いろいろなつながりが生まれたり深まったりしてくれたら、という思いで、基本的に毎月開催しています。普段は後ろから2番目の土曜日ですが、今月はクリスマス案件を考慮して、1週間前倒しでの開催となりました。

 

時期的にクリスマスボトルの出番です。

 

 

画像は、左から、バランタイン・クリスマス・リザーヴ、G&Mディスカバリー・ミルトンダフ10年・シェリーカスク、リレ・ブラン、サンデマン・アルマダ(旧)。「バランタイン・クリスマス・リザーヴ」は、ブレンデッド・スコッチ3大銘柄のひとつ、バランタインのクリスマス向け限定ボトルです。中身も専用の特別ブレンドで、ドライフルーツのような甘さとカラメル感を強調した仕上がりになっています。雪の結晶がプリントされたボトルも素敵ですね。毎年クリスマスの時期になると発売され、僕も楽しみにしていたのですが、残念ながら2019年を最後に終売になってしまいました。当店では、毎年12月に入ったらカウンターに置いていたのですが、終売から3年が経ち、ストックも減ってレア度が上がってきたので、定例会用に格上げされたかたちです。瓶詰めから年数が経っているうえに、今回も早めに開栓しておいたので、香り、味わいともによく開いて、とてもいい感じでした。

 

「G&Mディスカバリー・ミルトンダフ10年・シェリーカスク」は、名門ボトラーズ(瓶詰業者)、ゴードン&マクファイル社の入門編、ディスカバリー・シリーズのひとつです。バランタインのメイン原酒としても知られている、スコットランド北部、スペイサイド地方のミルトンダフのシングルモルト原酒をシェリー樽で10年熟成を施しています。シェリー樽由来の果実感はあるものの、甘さは控えめであっさりしたシェリー感でした。

 

「リレ・ブラン」は、フランスの食前酒で、主にボルドー産ワインをベースに、果実・果皮などの抽出液をブレンド、樽熟成を経て、再度ブレンドして造られています。ベルモットの親戚のようなものですが、ベルモットの薬草感と比べると、フルーティーな感じが強いです。そのまま飲むほか、カクテルにも使われたりしますが、スパイ映画「007」のなかで、主人公のジェームズ・ボンドが飲むボンド・マティーニ(「ステアじゃない、シェイクで!」ってやつです)の材料としても知られています(ゴードン・ジン、ロシアン・ウオッカ、リレ・ブランをシェイク)。毎度のことながらボンド・マティーニを飲みたい方が多く、何杯も作りましたよ(ゴードン・グリーン、クバンスカヤ、リレ・ブランを使用)。ウオッカも混ぜるとジンの味がぼやけるので、個人的にはゴードンとリレのみで作るほうが美味しいと思いますが、忠実に再現する場合はウオッカも必要です。

 

「サンデマン・アルマダ(旧)」は、シェリーとポートワインの名門、サンデマン社のプレミアム・シェリー・シリーズのひとつです。パロミノ原酒を酸化熟成させたオロロソと、極甘口の高級品種ペドロヒメネスをブレンドしたクリーム・タイプで、ソレラ・システムで10年熟成を施しています。甘味、酸味、熟成感のバランスがよく、こってりと濃厚なシェリー感がありますが、この旧ボトルは、香り、味わい、余韻ともに一層深みがあります。サンデマン党(笑)のみなさんに大人気で、今回も空になりました。

 

今回は、久しぶりのメンバーや初参加の方もいましたが、女性陣もいてくれたおかげで、雰囲気がやわらかくなってよかったです。ミルトンダフを寄贈してくれたFさん、高い女子力を発揮して(男だけど)シュトーレンを焼いてくれたUさん、チーズクッキーを差し入れてくれたMちゃん、無花果と胡桃のカンネッタを差し入れてくれたAちゃん、いつもありがとうございます。

 

 

 

 

寒いので、僕は肉団子トマト煮を作りました。この時期は煮込み用の寸胴鍋が活躍します。

 

 

楽しい会が続いているのは、皆の好意のおかげです。いつもありがとうございます。また来月も開催する予定なので、興味のある方はお問合せください。

 

そして、クリスマス案件を考慮して外された12月24日(土)ですが、これといって予定のないみなさんと、チルい(使い方、合ってるかな?)感じで飲もうよということで、「ゆるいクリスマス会」を開催します。こちらも、興味のある方はお問合せください。

 

Bar BAKER

 

日野市多摩平1-5-12 タカラ豊田ホームズ107

 

12月も中旬に入りました。残念ながら、あまり勢いのない日々が続いていますが、昨晩は久しぶりにお客さんが集中して、活気のある1日でした。世間的にはボーナス(我々のような自営業にはありませんが・・・)の時期なので、その影響もあるのかもしれませんね。とにかく、今年も残り3週間です。みなさま、引き続き、応援よろしくお願いします。

 

本日(11日)は、日曜日ですが当店は通常営業しています。天気もよさそうですし、お時間がございましたら、一息つきに来ませんか? お待ちしております。なお、来週の日曜日(18日)は、お休みをいただく予定であります。

 

ここで、恒例のアルバム紹介です。このところ、CHET BAKER以外のアーティストを取り上げることが続いていますが、原点に立ち返って、当店の店名の由来でもあるジャズ・トランぺッター、CHET BAKER関連の1枚を取り上げます。

 

先日、Aちゃんとの会話のなかで、長尺の(長ーい)曲について話す機会があり、CHETのレコーディングのなかで考えてみると、スタジオ録音で長尺曲といえば、これしかないだろうという1曲をピックアップしてみました。

 

 

TOGETHER / CHET BAKER & JIM HALL / EPIC

 

CHET BAKERのレコーディング全体を見渡してみると、ライヴ録音においては20分を超えるような演奏も時々ありますが、スタジオ録音での長尺曲というと、知名度、出来の良さを考えて、19分16秒に及ぶ「CONCIERTO DE ARANJUEZ(アランフェス協奏曲)」が筆頭ではないでしょうか。元々は、スペインの作曲家、JOAQUIN RODRIGO(ホアキン・ロドリーゴ)が1939年に作曲したクラシック・ギターのための協奏曲で、哀愁漂う美しい旋律の第2楽章がとくに有名です。スペインの古都・アランフェスの情景、平和への願い、神への祈りを込めて作曲されたといわれていますが、この美しい曲を聴いていると、盲目だった彼の脳裏にはどのような世界が描かれていたのだろうかと、深い感慨を覚えずにはいられません。ジャズ界においては、1960年、MILES DAVIS(トランペット)が「SKETCHES OF SPAIN」(columbia)に吹き込んだバージョンが最も有名だと思われますが、1975年、JIM HALL(ギター)をリーダーに、CHET BAKER(トランペット)、PAUL DESMOND(アルト・サックス)、ROLAND HANNA(ピアノ)、RON CARTER(ベース)、STEVE GADD(ドラムス)というオールスター・メンバーを迎えて吹き込んだ「CONCIERTO」(CTI)のバージョンも、負けず劣らず、素晴らしい出来なのですよ。有名な編曲家、DON SEBESKYが編曲を手掛けているのですが、名手揃いのメンバーなので好きにやらせたほうがいいだろうと考えて、必要最小限の枠組みとして各々のメンバーが演奏に入ってくるタイミングのみを指示したそうです。各々が自由にアドリブを取った結果、この素晴らしい名演になっているわけですが、なんと1テイクで録音されているというのも信じられないところです。前述したように19分を超える長尺曲なのですが、次々と繰り出される聴き応えのあるソロに耳を傾けているうちに、気がついたら時間が過ぎているといった感じです。アランフェス協奏曲について書いていたら長くなりすぎましたが、この曲が収録されているオリジナル・アルバム「CONCIERTO」(CTI)については、以前、紹介記事を書いたので、今回は、CHETとPAUL DESMONDの3回にわたる(1974、1975、1977年)共演レコーディングを1枚にまとめた編集盤「TOGETHER」(epic)で紹介してみました。本作には、1977年のアルバム「YOU CAN’T GO HOME AGAIN」(A&M)のセッションの未収録曲「HOW DEEP IS THE OCEAN?」、「I’M GETTING SENTIMENTAL OVER YOU / YOU’VE CHANGED」が収録されているのも嬉しいところです。

 

 

先日行った、昭和記念公園、花みどり文化センターの屋上にある浮游の庭にて。空と緑のコントラストが素敵でした。

 

Bar BAKER

 

日野市多摩平1-5-12 タカラ豊田ホームズ107

 

12月がスタートしました。個人的にも激動だった2022年も残り1ヶ月を切ったわけです。例のあれも収まらないなか、どんな年末になるのでしょうか。いまひとつ勢いに乗り切れない日々が続いているので、みなさま、応援よろしくお願いします。

 

本日(4日)は、当店はお休みをいただきます。また月曜日以降、お待ちしておりますので、よろしくお願いします。なお、来週の日曜日(11日)は、営業する予定であります。

 

さて、ここで毎月恒例、11月末締めの当店での人気ランキングを見てみたいと思います。今回は入れ替わりませんでしたが、差を詰めて追いついたところもあるので、近いうちに上位陣にも動きがありそうです。

 

それでは、さっそく・・・。

 

 1位 タンカレー

 2位 ジョニーウォーカー

 3位 ブラックニッカ

 4位 角瓶

 5位 サンデマン

 6位 オールド

 7位 アップルワイン

 8位 ラフロイグ

 9位 スーパーニッカ

10位 響

 

11位 プリマス

12位 タリスカー

13位 アードベッグ

14位 カリラ

15位 エギュベル

16位 カティサーク

17位 バランタイン

18位 ラガヴーリン

19位 ヘイマン

20位 バッファロートレース

 

21位 ゴードン

22位 山崎

23位 ビーフィーター

24位 ボウモア

25位 グレンファークラス

26位 竹鶴

27位 ヘネシー

28位 ブッシュミルズ

29位 ローヤル

30位 キャプテンモルガン

 

 

画像は、左から、ワイルドターキー・ライ、カティサーク12年(旧)、スター・オブ・ボンベイ。「ワイルドターキー・ライ」は、七面鳥のラベルでお馴染みのバーボン、ワイルドターキーのラインナップのひとつで、ライ麦を主体に造られるライ・ウイスキーです。トウモロコシを主体に造られるバーボン・ウイスキーのこってりした甘さと比べると、あっさりというか軽めの口あたりで、少しピリッとした味わいがあります。そのまま飲むほか、カクテルの女王とも称される「マンハッタン」のベースとしても活躍しますよ。

 

「カティサーク12年(旧)」は、帆船のラベルでお馴染みのブレンデッド・スコッチ、カティサークの上級品で、ライトな仕上がりの通常品とは異なり、香り、味わいともに深みがあります。このボトルは、BB&R(ベリー・ブラザーズ&ラッド)社が手掛けていた1990年代の短期間だけ流通したゴールドラベルで、いまではもう見かけることの少ない1本です。金色に輝くラベルに時代を感じますね。

 

「スター・オブ・ボンベイ」は、スタイリッシュなブルーのボトルで人気の高いドライ・ジン、ボンベイサファイアの上級品です。通常のボタニカルに加えて、ベルガモット、アンブレットシードを使用し、通常よりも時間をかけて蒸溜することで、香り、味わいに深みを出しています。2015年の発売当時からしばらくの間、レギュラーで置いていた時期がありましたが、久しぶりに復活させました。

 

 

相変わらず、見た目も美しく、映えるボトルですね。できれば、サファイアの部分もシールではなくプリントにしてほしいものですが。

 

今回のランキングでは入れ替わりませんでしたが、サンデマンが4位の角瓶に追いついているので、いまの勢いで行くと、おそらく逆転すると思います。また、エギュベル、カティサーク、バランタインの3つ巴の争いはほとんど差がない接戦ですが、17日(土)開催の定例会にクリスマス・ボトルを投入するバランタインがアタマ一つ抜け出すことになりそうです。

 

 

いろいろな思いが巡る場所でもある、昭和記念公園にて。冬の装いになっていますが、紅葉の名残も少しだけありましたよ。

 

Bar BAKER

 

日野市多摩平1-5-12 タカラ豊田ホームズ107

 

11月も残りわずかになりましたが、いまひとつ活気のない日々が続いています。何とかよいかたちで締めくくり、12月に繋げていきたいものです。みなさま、応援よろしくお願いします。

 

本日(27日)は、日曜日ですが当店は通常営業しています。天気も回復するようですし、お時間がございましたら、一息つきに来ませんか? お待ちしております。なお、来週の日曜日(12月4日)は、お休みをいただく予定であります。

 

やや久しぶりに、音楽ネタでも。普段は当店の店名の由来でもあるジャズ・トランぺッター、CHET BAKER(チェット・ベイカー)関連のアルバムを取り上げることが多いですが(とか言いながら、ここ2枚はエヴァンス先生こと、BILL EVANSですが)、今回は番外編として、当店で遅い時間帯になるとクロージング・ミュージックとして毎日かけている、原田知世(明日、11月28日が誕生日なのです!)さんを取り上げてみます。ちなみに、知世さんもCHET BAKERが大好きだそうです(以前あった「ジャズの100枚。」という企画で、「CHET BAKER SINGS」を愛聴していることを語っています)。

 

 

FLOWERS / TOMOYO HARADA / FOR LIFE

 

原田知世さんは、デビュー時から、女優活動と並行して音楽活動もずっと続けてきています。デビューして間もない1980年代はアイドルチックな可愛い感じでしたが、1990年代に入って、プロデューサーに、ムーンライダーズの鈴木慶一さんや、当時流行っていた北欧ポップの立役者でもあるスウェーデンの才人、TORE JOHANSSON(トーレ・ヨハンソン)さんを迎えたころから、アーティストとして音楽的に開眼したように思います。本作は、TOREさんプロデュースによるスウェディッシュ・ポップ時代の楽曲からセレクトされたミニ・アルバムで、1997年の発売です。当時のTOREさんは、北欧ポップ・ブームを象徴するバンド、CARDIGANS(カーディガンズ)をはじめ、数多くのアーティストを手掛ける売れっ子プロデューサーでしたが、そんな彼が声質に惚れ込み、プロデュースを手掛けた最初の日本人アーティストが原田知世さんでした(その後、何人かの日本人アーティストを手掛けています)。この時代のヒット曲として、軽快なアップ・テンポの「ロマンス」、しっとりと唄いあげる「シンシア(綴りはSINCEREなので、誠実な、の意味であって、女性の名前ではない)」などがありますが、アコースティック楽器を中心とした、爽やかな中にも若干の哀愁が漂う、いかにも北欧ポップらしいサウンドでまとめられています。そして、本作最大の注目は、フレンチ・ポップの名曲「T’EN VA PAS(トン・バ・パ、行かないで、の意味)」が、北欧ポップ風アレンジで再録音されていることです。この曲は、フランスの歌手、ELSA LUNGHINI(エルザ・ランギーニ)による1986年の大ヒット曲で、フランスでは当時、8週連続1位を獲得しています。哀愁漂うメロディ、とくにサビの部分のリフレインが耳に残り、一度聴いたら忘れられない、とても印象的な名曲だと思います。知世さんもお気に入りで、1987年、1994年、1997年と3回もレコーディングしています。シンガーソングライターの大貫妙子さんが日本語詞をつけて「彼と彼女のソネット」というタイトルでも歌っており、知世さんも、オリジナルのフランス語詞、大貫版の日本語詞、ともにレコーディングしています。それぞれのアレンジや歌詞を聴き比べてみるのも楽しいですよ。

 

当店では、毎晩、遅い時間(通称、知世タイム)になると、クロージング・ミュージックとして原田知世さんをかけていますが、知世タイム用に編集したアルバムの1曲目「SAY YOU LOVE ME」のイントロのギターが流れてくると、「蛍の光」みたいに「あ、知世タイムだ」とお客さんたちが反応し、最後の20曲目「THE END OF THE WORLD」がかかると、「終わりだな」と反応します。毎日の刷り込みってすごいですね(笑)。明日(11月28日)が誕生日ということで、今回は原田知世さんの紹介でした。

 

参考までに、TORE JOHANSSONさんが手掛けた、北欧ポップ・ブームの象徴的なバンド、CARDIGANS(カーディガンズ)の大ヒット作がこちら。

 

 

LIFE / THE CARDIGANS / TRAMPOLENE

 

ヴォーカルのNINA PERSSON(ニーナ・パーション)の笑顔が眩しいジャケット。1995年、哀愁漂うメロディの「CARNIVAL」が大ヒットしました。懐かしいですね。

 

Bar BAKER

 

日野市多摩平1-5-12 タカラ豊田ホームズ107