2月7日(金)~11日(火・祝)の5日間、豊田駅周辺のバー5店舗を巡る、豊田バー・ホッピング・フェス2025が開催中です。各店舗、ワンコイン(¥500)のサービスハイボールを提供し、スタンプラリーも実施しています。期間中は、8日(日)、11日(火・祝)も含め、全て通常営業していますので、よろしくお願いします。
初日(7日)は、思っていたよりも多くの方々にご来店いただき、大変な活気でした。せっかく来ていただいたのに入れなかった方々には申し訳なかったです。2日目(8日)は、初日に比べて落ち込むだろうなと予想はしていましたが、実際、初日ほどの勢いはなかったものの、皆さん、楽しくホッピングしながら、スタンプを集めていましたね。果たして、5日間で5周して全5店舗の特典コンプリートを達成する猛者が現れるのか、楽しみですね(笑)。引き続き、11日(火・祝)まで開催中なので、みなさま、どうぞよろしく。
ここで、久しぶりに音楽ネタでも。今回は、先日(2月4日)、生誕100周年を迎えた女流ピアニスト、JUTTA HIPP(ユタ・ヒップ)を取り上げてみます。30年近く前、ジャケットに一目惚れした1枚で、将来、自分で店をやることがあったら、絶対に飾りたいと思っていたアルバムです。実際、開店した2012年から、ずっと変わらずに飾っているほど好きだったりします(笑)。12インチLP、10インチLP、通常CD、紙ジャケットCD、それぞれ所有していますが、店に飾っているのは12インチ盤です。
THE JUTTA HIPP QUINTET / JUTTA HIPP / BLUE NOTE
ジャズ界における女流ピアニストの草分け的な存在でもあったドイツ出身のピアニスト、JUTTA HIPPのデビュー・アルバムです。メンバーは、EMIL MANGELSDORFF(アルト・サックス)、JOKI FREUND(テナー・サックス)、JUTTA HIPP(ピアノ)、HANS KRESSE(ベース)、KARL SANNER(ドラムス)によるクインテット編成で、1954年の録音であります。JUTTAが渡米する前、ドイツで活動していた時代に吹き込まれたもので、その音源を買い取ったblue noteレーベルから発売されたという経緯があるため、ALFRED LION氏がきっちり仕上げた、典型的なブルーノート系のアルバムとは趣が異なる印象があります。EMILとJOKIによる2管の抑制されたアンサンブルとソロ、リーダーなのに控えめなJUTTAのピアノ、バックで淡々と刻むリズム隊、といった感じで、ホットな要素はなく、トリスターノ派のようなクールな音作りになっています。スタンダード曲とオリジナル曲がバランスよく配されていますが、個人的に最も好きなのが、JUTTA自身の作曲による「MON PETIT」です。一度聴いたら耳から離れない、複雑かつ個性的なメロディ・ラインを持つ曲で、フロント2管の優しいハモりも、JUTTAの控えめなピアノ・ソロも、とても印象的です。また、ピアノ・トリオ編成で演奏される「WHAT’S NEW」は、コード進行のみを残して、一聴しただけではわからないほどメロディは分解されていますが、クラシックの影響も強く感じられる、しっとりとした美しい演奏になっています。元々はドイツで活動していたJUTTAですが、著名なジャズ評論家のLEONARD FEATHER氏に気に入られてアメリカ行きを強く勧められたため、1955年に渡米して拠点をアメリカに移して活動するようになり、3枚のアルバムを吹き込みました。アメリカに渡ってからの演奏は、親切にしてくれたピアニスト、HORACE SILVERの影響を強く受けて、プレイスタイルがガラッと変わり、今後が期待されるところでした。しかし、女性であること、白人であること、ドイツ人であることなどから、アメリカのジャズ界の風当たりは相当厳しかったようです。また、自分が感銘を受けない音楽を演奏することに抵抗があったとも言われ、1956年を最後にジャズ界から身を引いてしまい、その後はピアノを弾くこともなく、子供のころから好きだった美術に傾倒し、画家として絵を描きながら、生涯独身で暮らしたそうです。何だか寂しげなイメージのあるJUTTA HIPPですが、よく考えてみると、ピアノを辞めてしまっても、その後、画家として生きていけたわけで、それってものすごい才能ですよね。ピアニストとしての活動期間が短かったため、JUTTAが吹き込んだアルバムは数少ないですが、どれも秀作揃いなので、またの機会に紹介してみたいと思います。
おまけ。
その後の鉢植え。昨年の母の日商戦の見切り品だったカーネーションですが、厳しい寒さを乗り越えて、花が一輪、ついに咲いてくれました。これは嬉しい!!
蕾が膨らんできているので、近々もう1輪、開花してくれそうです。
Bar BAKER
日野市多摩平1-5-12 タカラ豊田ホームズ107
































