8月も残りわずかとなりました。今月は空模様が不安定な日が多かったため、全体的に客足が鈍く、厳しい月でした。来月こそは盛り返したいものです。みなさま、応援よろしくお願いします。
本日(30日)は、当店はお休みをいただきます。また月曜日以降、お待ちしておりますので、よろしくお願いします。なお、来週の日曜日(9月6日)は、お休みをいただきます。
今月は日曜日が5回あったので音楽ネタが多めですが、ここで再び、僕の愛するピアニスト、エヴァンス先生こと、BILL EVANS(8月生まれ)のややマイナーなライヴ盤を紹介してみたいと思います。
YOU’RE GONNA HEAR FROM ME / BILL EVANS / MILESTONE
ジャズ・ピアノの巨人、BILL EVANSのキャリアは、レギュラー・ベース奏者によって、4期に分けられて(レギュラー・トリオ結成前の第0期とでもいうべき、最初期もありますが)捉えられることが多いですが、今回のアルバムは、第3期のEDDIE GOMEZ時代(1966~1977年)に吹き込まれたライヴ盤です。メンバーは、BILL EVANS(ピアノ)、EDDIE GOMEZ(ベース)、MARTY MORELL(ドラムス)による第3期レギュラー・トリオで、1969年、デンマークのJAZZHUS MONMARTREに出演した際のライヴ録音であります。ここまで読んでお気づきの方もいるかもしれませんが、本作は以前、紹介記事を書いた「JAZZHOUSE」(milestone)と同日録音の姉妹盤です。
曲目を見ると、同世代のピアニスト、ANDRE PREVIN作曲の「YOU’RE GONNA HEAR FROM ME」で軽快に始まり、MONKの「’ROUND MIDNIGHT」、そしてEVANS自身の代表曲「WALTZ FOR DEBBY」、MILESの「NARDIS」など、アルバム前半は同年代のジャズ・ミュージシャン達の曲が続きます。後半は「WHO CAN I TURN TO」、「EMILY」、「LOVE IS HERE TO STAY」といった、かつて取り上げてきたスタンダード曲が並んでいますが、鋭く切り込んでくるGOMEZのベースに煽られるかのように全体的にテンポが速くなり、それに合わせてEVANSのピアノも高速で力強いタッチになっています。最後を締めくくる「SOMEDAY MY PRINCE WILL COME」は超高速で演奏されており、そのテクニックには圧倒されるものの、聴いていて疲れるというか、味わいに欠けることも否めません。
第3期トリオの初期録音である本作では、ドラムスのMORELLの未熟さ、粗さが目立ち、EVANS、GOMEZについていくのが精いっぱいといった印象を受けますが、第3期トリオの末期、1974年頃になるとMORELLも著しく成長していて、三者が対等に音楽的対話を繰り広げる、いわゆるインタープレイも段違いに深くなっています。第3期は活動期間が長いので、トリオの成熟具合を感じながら聴くのも楽しいですよ。
おまけ。
先日、イギリスのロック・ギタリスト、エリック・クラプトンのライヴ映画特集「クラプトン・フェスティヴァル」の第二弾を観に行ってきました。クラプトンが敬愛する伝説のブルースマン、ロバート・ジョンソンに捧げる内容で、演奏シーンの格好よさはもちろん、クラプトンの内面に迫るドキュメンタリー色が強く、とても見応えがありましたよ。今日、第三弾の大規模ワールド・ツアーを観に行ってきます。
Bar BAKER
日野市多摩平1-5-12 タカラ豊田ホームズ107

