6月の第1週が終わりました。週の後半は気温が30℃近くまで上がって、ちょっと暑いくらいでしたね。ただ、関東地方もそろそろ梅雨に入るので、しばらくの間、厳しくなりそうです。みなさま、応援よろしくお願いします。
本日(8日)は、当店はお休みをいただきます。また月曜日以降、お待ちしておりますので、よろしくお願いします。なお、来週の日曜日(15日)は、通常営業する予定であります。
ここで、音楽ネタでも。当店の店名の由来でもあるジャズ・トランぺッター、CHET BAKER(チェット・ベイカー)は、様々なジャンルのアーティストたちに大きな影響を与え、敬愛されているため、CHETへ捧げられたトリビュート作品も数多く作られています。こういうトリビュートものって正直言って玉石混合なんですが、今回紹介するアルバムは個人的には当たりの1枚でした。
IN THE MOOD FOR CHET / CHIHIRO MURATA / CJAZZ’M
日本のジャズ・トランぺッター、村田千紘(むらた・ちひろ)さんによる、CHET BAKERへのトリビュート・アルバムで、最近発売されたトリビュートもののなかでも個人的に気に入っている1枚です。メンバーは、村田千紘(トランペット)さん、平田晃一(ギター)さん、若井俊也(ベース)さんによるドラムレス・トリオ編成で、2024年10月の録音であります。晩年のCHETはドラムレス編成を好み、数多くの録音を吹き込んでいますが、本作は基本的に晩年のCHETを意識したような音作りになっています。トランペット、ギター、ベース、それぞれが饒舌に奏でながらも、お互いのためのスペース(余白)は残しており、三者の心地よい音楽的対話を楽しめますし、ドラムスがいないため、アルバム全体を通して、ある種の軽やかな浮遊感があります。曲目を見ると、CHETの愛奏曲が並んでいる感じですが、冒頭の「MOONLIGHT BECOMES YOU」、「SEPTEMBER SONG」、「SWEET LORRAINE」といった、やや珍しい選曲もあります。また、ミュート(弱音器)を使った演奏が3曲ありますが、「BUT NOT FOR ME」、「SWEET LORRAINE」の2曲ではカップ・ミュート、ラストを飾る「LOOK FOR THE SILVER LINING」ではハーマン・ミュートと使い分けているのも興味深いところです。唄なしのインスト曲が並ぶなかで、「I FALL IN LOVE TOO EASILY」のみ、ゲスト・ヴォーカルにGEILA ZILKHA(ギラジルカ)さんを迎えており、独特なハスキー・ヴォイスでじっくり聴かせる構成になっています。個人的に最も好きなのは「BERNIE’S TUNE」ですかね。キャリア初期のGERRY MULLIGAN(バリトン・サックス)とのピアノレス・カルテット時代の代表曲のひとつですが、ドラムレス編成で聴くのも何だか新鮮です。晩年のCHETのような枯れた味わいや狂気はありませんが、アルバム全体を通して落ち着いたムードを楽しめ、CHET BAKERへの愛も感じられる、素敵なトリビュート・アルバムでありますよ。
おまけ。
サントリーと鬼滅の刃のコラボ企画、対決ボトル。6月中旬から順次発売ということでしたが、早くも並び始めていましたよ。C.C.レモンは、煉獄さんと猗窩座(あかざ)!
Bar BAKER
日野市多摩平1-5-12 タカラ豊田ホームズ107

