9月に入り、各地で台風や地震による大きな被害が出ています。これ以上、被害が拡大しないように、そして、少しでも早く日常を取り戻せるように願うばかりです。本日(9日)は、当店はお休みをいただきます。また月曜日以降、お待ちしておりますので、よろしくお願い致します。なお、来週の日曜日(16日)、月曜日(17日・祝日)の連休は営業する予定であります。
さて、今回はCHET BAKERへ捧げられたレコードを紹介してみたいと思います。今回の盤は、フランスのアーティストたちが集まって吹き込まれた企画ものであります。
「AUTOUR DE CHET」 (verve)
CHET BAKERへ捧げるために、フランスのアーティストたちが集まって吹き込んだ企画もので、2015~16年の録音であります。ヴォーカル、トランペットなどのフロント陣は曲ごとに異なりますが、BOJAN Z(ピアノ)、CHRISTOPHE MINK(ベース)、PIERRE FRANCOIS DUFOUR(チェロ)、CYRIL ATEF(ドラムス)によるリズム隊は固定されています。CHETの愛奏曲を中心に選曲されているものの、なかには「NATURE BOY」、「A TASTE OF HONEY」といった珍しい曲も演っています。冒頭の「BORN TO BE BLUE」では、HUGH COLTMANによる暑苦しい(失礼!)ヴォーカルが目立ちすぎて、ちょっと違うよなと思ったりしますが、BENHAMIN BIOLAY(トランペット)、IBEYI(ヴォーカル、パーカッション)による「MOON & SAND」からはバラード調の曲が続き、CHETのような音圧のヴォーカルが多いことも相まって、トリビュート・アルバムらしさが感じられるようになります。STEPHANE BELMONDO(トランペット)、ROSEMARY STANDLEY(ヴォーカル)による「LET’S GET LOST」は、この曲としては珍しくスロー・テンポで演奏しています。ALEX TASSEL(トランペット)、ELODIE FREGE(ヴォーカル)による「BUT NOT FOR ME」では、優雅なストリングスも加わってスローで始まり、中盤でミディアム・テンポになってトランペット・ソロが入り、一体になって終わります。CHARLES PASI(ヴォーカル、ハーモニカ)による「IT COULD HAPPEN TO YOU」は、ピアノ、ベース、ドラムス、パーカッションのみをバックにしたシンプルな構成で、逆に耳に残ります。個人的には、過剰なアレンジの曲が多い気がしますが、CHETの吹き込んだオリジナル・ヴァージョンとの違いを楽しむのも興味深いかと思います。
みなさま、ぜひ「BAKER」へお越しくださいませ。初めての方もお気軽にどうぞ。お待ちしております。
Bar BAKER
日野市多摩平1-5-12 タカラ豊田ホームズ107
