6月も半ばになりましたが、ここ数日は気温もグッと下がって肌寒いくらいですね。体調管理には気をつけたいものです。本日(17日)は、日曜日ですが当店は営業致します。お時間がございましたら、一息つきに来ませんか? お待ちしております。なお、来週の日曜日(24日)は、お休みをいただく予定であります。
さて、久しぶりのレコード紹介ですが、CHET BAKERへ捧げられたアルバムを紹介してみたいと思います。今回の盤は、おじさん4人が並んだ地味なジャケットですが、晩年のCHETと共演した面々が揃い踏みした豪華メンバーによるライヴ録音であります。
「CONCERT IN CAPBRETON」 (dreyfus)
ベルギーの名手、PHILIP CATHERINE(ギター)をリーダーに、ENRICO PIERANUNZI(ピアノ)、HEIN VAN DE GEYN(ベース)、JOE LaBARBERA(ドラムス)を加えたカルテット編成で、2007年の録音であります。PHILIPは、CHET BAKERの晩年、80年代のレギュラー・メンバーとして活躍し、とくに、CHET、PHILIPの2人に、JEAN-LOUIS RASSINFOSSE(ベース)を加えたドラムレス・トリオは、鉄壁の布陣として多くのライヴやレコーディングで共演しており、「CHET’S CHOICE」(criss cross)などの名盤も吹き込んでいます。ピアノのPIERANUNZIは、イタリア出身の名手として現在も活躍中ですが、70年代の終わりからCHETが亡くなった88年まで、レギュラー・メンバーではないものの何度も共演しており、CHETの最後のスタジオ録音となった「LITTLE GIRL BLUE」(philology)など、印象深いレコーディングも残しています。オランダ出身のベースのHEINも、レギュラー・メンバーではないものの何度も共演しており、CHET最後の来日公演に同行した際には「IN TOKYO」(evidence)を吹き込んでいます。ドラムスのLaBARBERAは、僕の知る限りではCHETとの共演はないと思いますが、ピアノの巨人、BILL EVANSのラスト・トリオのメンバーとしても知られるアメリカ出身の名手です。本作は、そんな豪華メンバーが集まって、CHET BAKERの愛奏曲を奏でているという非常に興味深い1枚です。静寂のなか、スローな「MY FUNNY VALENTINE」で始まり、「MY FOOLISH HEART」、「BROKEN WING」といったバラードが続きます。晩年の愛奏曲「BEATRICE」では、徐々にテンポが上がって盛り上がっていきます。ラストを飾る「SPEAK LOW」のみ、初めからアップ・テンポで饒舌かつ熱い演奏を繰り広げます。彼らは、同じメンバーで「ALONE TOGETHER」(challenge)というスタジオ録音も残していますが、そちらではピアノのPIERANUNZIがリーダーとなっており、本作とは一味異なる演奏が繰り広げられています。聴き比べてみるのも楽しいですよ。
みなさま、ぜひ「BAKER」へお越しくださいませ。初めての方もお気軽にどうぞ。お待ちしております。
Bar BAKER
日野市多摩平1-5-12 タカラ豊田ホームズ107
