4月の第1週が終わりました。新年度に入り、環境の変わった方も多いかと思います。ここのところ、本当にいろいろなことが起こりますが、気持ちを前向きに乗り切っていきたいものです。本日(8日)は、日曜日ですが当店は営業致します。天気もよさそうですし、お時間がございましたら、一息つきに来ませんか? お待ちしております。なお、来週の日曜日(15日)は、お休みをいただく予定であります。
さて、今回はCHET BAKERのレコードを紹介してみたいと思います。今回の盤は、オランダの管楽器バンドとの共演盤であります。
「HAZY HUGS」 (challenge)
オランダの管楽器バンド、THE AMSTEL OCTETのレコーディングにゲスト・ソリストとしてCHET BAKER(トランペット)が参加したもので、1985年の録音であります。OCTETのメンバーは、EDU NINCK BLOK(トランペット)、EVERT HEKKEMA(バリトン・ホーン)、KEES VAN LIER(アルト・サックス)、DICK DE GRAAF(テナー・サックス)、JAN VENNIK(バリトン・サックス)、BERT VAN DEN BRINK(ピアノ)、HEIN VAN DE GEYN(ベース)、JOHN ENGELS(ドラムス)の8人です。1983年に、車の売買を通じてCHETとHEKKEMAが知りあい、彼らとの交流が始まったそうです。リズム隊の2人、ベースのHEINとドラムスのENGELSは、晩年のCHETとの共演も多く、1987年の来日公演にも同行しています。曲目を見ると、KENNY DORHAM作曲による「SHIFTING DOWN」以外は、CHETの愛奏していた曲はなく、メンバーのオリジナルなど、彼にとって馴染みがなく、そのうえ複雑な進行をもつ曲ばかりです。CHETがリハーサルに遅刻してきたため、2テイク吹き込む程度の時間しかなかったそうですが、演奏を聴くかぎり、ぶっつけ本番で録音したようには思えません。CHETは楽譜が読めず、コードの知識もほとんどなかったので、耳だけを頼りにこれだけの演奏をしたわけです。唯一の3拍子の曲「SOMEDAY YOU’LL LEAVE ME」が最も印象に残りますが、「SILVER BLUES」の冒頭部分のベースとのユニゾンはシビれる格好よさですよ。本作は、CHETにしては珍しい大編成(ノネット)でスタンダード曲が含まれていないという点からも貴重な1枚でありますよ。
長くなってしまいますが、サービス・ボトルの紹介です。今月の17日(火)で6周年を迎えるにあたって、オールド・ボトルを2本、開栓しました。今週から、提供します。価格もリーズナブルに抑えてありますので、この機会にぜひ飲んでみてくださいね。興味のある方は、定期開催している「オールド&レア・ボトル会(今月は21日(土)に開催)」についても、お問い合わせください。
画像は、左から、「ローヤル・SR」、「オールド・パー・デラックス・特級」。「ローヤル」は、サントリー創業者の鳥井氏による最後の作品としても有名な高級ウイスキーの代名詞的な存在でした。今回のボトルは、特級の表記がなく、ラベルに大きく書かれたSRの文字、向獅子マークなどから、1990年代前半のものと推測されます。保存状態の良し悪しかもしれませんが、個人的には以前飲んだ特級時代のローヤル(60ラベル、1980年頃のボトル)よりも美味しく感じます。
「オールド・パー」は、末永く愛されるように、152歳まで生きたといわれるトーマス・パーの名を冠した、ブレンデッド・スコッチの人気銘柄です。今回のボトルは、特級の表記があり、年数なしのデラックス、キャップのデザインなどから、1980年代のボトルと推測されます。香り、味わいともに濃厚です。
みなさま、ぜひ「BAKER」へお越しくださいませ。初めての方もお気軽にどうぞ。お待ちしております。
Bar BAKER
日野市多摩平1-5-12 タカラ豊田ホームズ107

