Bar BAKER お気に入り盤紹介207。 | 「Bar BAKER(バー・ベイカー)」のブログ。

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日野市・豊田駅北口「Bar BAKER(バー・ベイカー)」店主のブログです。ウイスキー、ジン、カクテルなど、こだわりの洋酒と音楽。落ち着いた空間で、一息つきませんか?
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2月も中旬に入りましたが、寒い日が続いているせいか、相変わらず厳しい日々です。なんとか流れが変わってほしいものです。本日(12日)は、当店はお休みをいただきます。また月曜日以降、お待ちしておりますので、よろしくお願い致します。なお、来週の日曜日(19日)は、営業する予定であります。
 
さて、今回はCHET BAKERへ捧げられたレコードを紹介してみたいと思います。今回の盤は、CHETの晩年、レギュラー・ピアニストを務めたフランスの名手と、同郷の名手による吹き込みであります。
 
 
「PORTRAIT IN BLACK AND WHITE」 (musidisc)
 
フランスの誇る名手2人、MICHEL GRAILLIER(ピアノ)、ALAIN JEAN-MARIE(ピアノ)によるピアノ2台のデュオ編成(ピアノ1台の連弾ではない)で、1991年の録音であります。MICHELは、1970年代後半からCHETが亡くなる88年まで、10年もの長きにわたって、レギュラー・ピアニストを務めていました。もともと饒舌なスタイルのピアニストでしたが、CHETの影響を大きく受けて、音数を抑えてスペース(間)を活かしたスタイルへと変わりました。もう1人のALAINは、CHETとの共演歴はほとんどないのですが、BERTRAND FEVREというフランスの若手写真家が撮ったモノクロのショート・ドキュメンタリー・フィルム「CHET’S ROMANCE」(1987年)の演奏シーンでピアノを弾いています。このショート・フィルムは、CHETの映画としては有名ではないかと思いますが、1989年に、セザール賞というフランスの映画賞のドキュメンタリー部門で、ベスト・ドキュメンタリーを受賞しています。曲目を見ると、タイトル曲でもある「ZINGARO(PORTRAIT IN BLACK AND WHITE)」、「IN YOUR OWN SWEET WAY」、「MY FOOLISH HEART」、「BROKEN WING」など、晩年のCHETの愛奏したメロディの美しい曲が多く含まれています。真ん中あたりの「A CHILD IS BORN」が唯一の3拍子の曲で、いいアクセントになっています。最も秀逸なのは冒頭の「HOW DEEP IS THE OCEAN」でしょう。クールにコードを刻みながら始まり、もう1台が絡み始める展開が、とても格好いいですよ。ピアノという楽器の特性上、2台同時に弾くと音が重なりすぎてしまう面も否めないですが、同メンバーで吹き込んだライヴ盤「OISEAUX DE NUIT」(le chant du monde)と比べると、スタジオ録音である本作のほうは、粗削りな部分は抑えられ、緻密に絡み合った演奏をじっくりと味わうことができますよ。
 
みなさま、ぜひ「BAKER」へお越しくださいませ。初めての方もお気軽にどうぞ。お待ちしております。
 
Bar BAKER
 
日野市多摩平1-5-12 タカラ豊田ホームズ107