Bar BAKER お気に入り盤紹介122。 | 「Bar BAKER(バー・ベイカー)」のブログ。

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日野市・豊田駅北口「Bar BAKER(バー・ベイカー)」店主のブログです。ウイスキー、ジン、カクテルなど、こだわりの洋酒と音楽。落ち着いた空間で、一息つきませんか?
おひとりさま、初めての方、女性の方も、お気軽にどうぞ。

仕事始めの週が終わり、3連休の方も多いかと思いますが、いかがお過ごしですか? 本日(11日)、明日(12日・休日)とも、当店は営業致します。寒い日が続いていますが、一息つきたいときなど、ぜひお越しください。お待ちしております。なお、来週の日曜日(18日)は、お休みをいただく予定であります。

さて、新年最初のレコード紹介ですが、今回はCHET BAKERのレコードを紹介してみたいと思います。今回の盤は、CHETの録音としては最古のもので、レコーディング・デビューする前のジャム・セッションの様子をとらえた1枚であります。



「LIVE AT THE TRADE WINDS 1952」 (fresh sound)

CHET BAKERがジャズ界に足を踏み入れたばかりで、あちこちのライヴ・ハウスを回ってジャム・セッションに加わって腕を磨いていたころの記録です。最古の録音のメンバーは、SONNY CRISS(アルト・サックス)、WARDELL GRAY(テナー・サックス)、DAVE PELL(テナー・サックス)、JERRY MANDELL(ピアノ)、HARRY BABASIN(チェロ)、BOB WHITLOCK(ベース)、LAWRENCE MARABLE(ドラムス)に、CHET(トランペット)を加えたオクテット編成で、1952年の録音であります。典型的なジャム・セッションといった感じで、「OUT OF NOWHERE」を延々と演奏しています。CHETは、軍楽隊を除隊して西海岸に戻ってきたばかりのころで、まだ粗削りの演奏です。この演奏の2ヶ月ほど後に、ジャズ界きっての天才、CHARLIE PARKER(アルト・サックス)との出会いがあり、大きく成長を遂げることになるわけです。そして、本作の後半は4ヶ月ほど後に、AL HAIG(ピアノ)、SONNY CRISS(アルト・サックス)、JACK MONTROSE(テナー・サックス)らと共演したジャム・セッションが収録されているのですが、CHETの演奏は上手くなっていて、「MY OLD FLAME」など、中音域を活かした彼独自の音色が生まれつつある様子が伺えます。この当時のことをCHETは自叙伝「AS THOUGH I HAD WINGS」で、「ジャム・セッションに行っても、最初のうちは演奏に加わることを許されなかったが、1回演奏に加わり、1セット加わるようになり、次第に全セット加われるようになっていき、そして、自分の名前でジャム・セッションを行ってミュージシャンを集められるようになっていった」、「参加してくるミュージシャンたちから多くのことを学んだ」と回想しています。正式なレコーディング・デビューの前の貴重な音源を聴けるという点で、とても興味深い1枚でありますよ。

みなさま、ぜひ「BAKER」へお越しくださいませ。初めての方もお気軽にどうぞ。お待ちしております。

Bar BAKER

日野市多摩平1-5-12 タカラ豊田ホームズ107