Bar BAKER お気に入り盤紹介118。 | 「Bar BAKER(バー・ベイカー)」のブログ。

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日野市・豊田駅北口「Bar BAKER(バー・ベイカー)」店主のブログです。ウイスキー、ジン、カクテルなど、こだわりの洋酒と音楽。落ち着いた空間で、一息つきませんか?
おひとりさま、初めての方、女性の方も、お気軽にどうぞ。

寒い日が続いていますが、みなさま、いかがお過ごしですか? 本日(7日)は、日曜日ですが当店は営業しますので、一息つきに来ませんか? お待ちしております。なお、来週の日曜日(14日)は、お休みをいただく予定であります。

さて、今回はCHET BAKERのレコードを紹介してみたいと思います。今回の盤は、1960年前後のイタリア映画のサウンドトラック集であります。



「ITALIAN MOVIES」 (liuto)

1950年代の終わりから60年代の初めにかけて、映画音楽によく使われていたのがジャズでした。1957年のフランス映画「ASCENSEUR POUR L’ECHAFAUD(邦題「死刑台のエレベーター」)」のMILES DAVIS(トランペット)などは、有名ですね。同時期のイタリアの映画界では、CHET BAKERが重用されました。本作は、イタリア音楽の巨匠、PIERO UMILIANIによる映画音楽集で、作品的には1958年の「URLATORI ALLA SBARRA」、1961年の「BIG DEAL ON MADONNA STREET」、1962年の「SMOG」が当てはまります。CHET(トランペット)、UMILIANI(ピアノ)を中心に大人数のビッグバンド編成になっており、有名どころではNINI ROSSO(トランペット)も参加しています。ベース・ソロから始まって管楽器が加わり、CHETのトランペット・ソロが入ってくる流れが素晴らしい「RELAXING WITH CHET」や「THINKING BLUES」など、少し暗めのトーンの曲が格好いいですよ。ただ、残念なのが、CHET本人も出演して劇中で唄っていたバラードの名曲「ARRIVEDERCI」が収録されていないことです。以前、JOE BARBIERI(ギター、ヴォーカル)によるトリビュート・アルバムの紹介記事でも書きましたが、この曲はCHETのドキュメンタリー映画「LET’S GET LOST」のエンディングにも使われていて、隠れた名曲として知られていました。現在では、イタリア録音をまとめた編集盤「COMPLETE MILAN SESSIONS」などで聴くことができます。CHETは晩年にUMILIANIに再会したとき、「親愛なるマエストロ」と呼びかけたそうですが、「私がマエストロなら、君は何だろうね。私なんかよりもはるかに素晴らしいことを成し遂げたじゃないか」とUMILIANIは応えたそうです。2人がお互いに敬意を抱いていたのがよくわかるいい話ですね。

みなさま、ぜひ「BAKER」へお越しくださいませ。初めての方もお気軽にどうぞ。お待ちしております。

日野市多摩平1-5-12 タカラ豊田ホームズ107