Bar BAKER お気に入り盤紹介97。 | 「Bar BAKER(バー・ベイカー)」のブログ。

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日野市・豊田駅北口「Bar BAKER(バー・ベイカー)」店主のブログです。ウイスキー、ジン、カクテルなど、こだわりの洋酒と音楽。落ち着いた空間で、一息つきませんか?
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台風が去って、一気に蒸し暑くなりましたね。本日(13日)は、日曜日ですが当店は営業しますので、冷たい一杯でリフレッシュしませんか? お待ちしております。なお、来週の日曜日(20日)、月曜日(21日・休日)も営業する予定であります。来週のように、日・祝日で3連休になる場合は、基本的に営業しております。

さて、今回はCHET BAKERへ捧げられたレコードを紹介してみたいと思います。今回の盤は、CHETが最後に共演したピアニストによるトリビュートであります。



「ALMOST BLUE」 (55 records)

オランダを中心に活躍する3人、ROB VAN BAVEL(ピアノ)、FRANS VAN GEEST(ベース)、JOHN ENGELS(ドラムス)によるピアノ・トリオ編成で、2005年の録音であります。本作の主役であるROBは、CHET BAKERとの共演盤もなく、馴染みが薄いかと思われますが、偶然とはいえ、CHETが最後に共演したピアニストなのです。1988年、5月11日の未明、オランダに滞在していたCHETが急に演奏したくなって近場のジャズ・バーに行き、飛び入りでセッション参加したそうですが、そのときにピアノを弾いていたのがROBでした。その2日後の13日にCHETが亡くなってしまったので、結果的にそのセッションがCHETにとって最後の演奏となり、ROBは最後の共演者となったわけであります。ドラムスのJOHNは、1986年と87年のCHETの来日公演時にも同行しており、「CHET BAKER IN TOKYO」をはじめ、共演盤も残しています。そんなわけでCHETと縁のある2人が組んだトリビュートですが、なかなかいい選曲になっておりますよ。冒頭の「LIKE SOMEONE IN LOVE」から、繊細なイントロから入るピアノと堅実なベース、包み込むようなドラムスによる美しい演奏が繰り広げられています。途中で入る「BODY AND SOUL」などのピアノ・ソロ曲も、いいアクセントになっています。タイトル曲の「ALMOST BLUE」や、ボッサ調のリズムに乗せた大胆なアレンジの「MOON AND SAND」、「AUTUMN LEAVES」、「PORTRAIT IN BLACK AND WHITE」など、晩年のCHETを思わせる美しくも寂しげなメロディの曲が多く、心に沁みる1枚でありますよ。

みなさま、ぜひ「BAKER」へお越しくださいませ。初めての方もお気軽にどうぞ。お待ちしております。

日野市多摩平1-5-12 タカラ豊田ホームズ107