今日は、先月も少し触れた植物油脂のお話をメインに豆知識していこうかなと思います。
インスタグラムでは先日似たような投稿をしたのですが、顧客の皆様にはもう少しきちんとご説明しようかな~と思います。
何かを勉強しようと思った時、同じテーマで違う作者が書いた本を、最低3冊は読むことにしている私。
油脂に関しては、4~5冊読んだかな?
これくらい読むと、
『はいはいはい☆わかるよ~』
と理解力もアップするもので、、、笑
ネットからの情報は手軽ではあるものの、企業戦略での間違った情報も多く、一般の人でもすぐ検索できますよね。
どの企業も商品を売りたいのは当然なので致し方ないのですが、その中から正しい情報をとっていかないとダメなわけです。
私の仕事は、お客様の体に触れ、肌トラブルを改善する仕事であり、なかなか人には言いづらい悩みをお話して下さることも多々あります。
ある程度きちんとした知識は必要で、浅はかなネット情報では正しいアドバイスもできません。
うわべだけのポッと出の知識なら、下手すればお客様の方が知識が高い場合もあるかもしれません。
間違ったアドバイスでは、お客様のトラブルがさらに悪化することも。。。。。
それはどうよ???
と思いますよね。
そんな中、私が健康面でも美容面でも
とーーーーーーーーーーっても大事
だと思っているのが
油脂✨
です。
(たくさん摂るという意味ではなくて質がとっても大切で、毛嫌いしすぎるのも良くないよ~という意味です。)
それはなぜかと言いますと~、
炭水化物などの糖質は、主にエネルギーとして使われることが大半(起爆剤になる重要なエネルギー源になるのでもちろん大切)ですが、脂質はエネルギー以外にも、細胞やホルモンの材料になります。
太るから、、、だったり、
コレステロールが上がるから、、、
などの理由であまりに避けるのはNGで、
(コレステロールと油脂の関係については間違った巷の情報が多いので、また後日どこかでアップします。)
体内で最も効率的に利用されるのが脂質なのです✨
ただ、色んな健康情報や商品の多さから、何がいいのかわからないことが多いのも事実。
脂肪酸の種類から書き始めると大変な量になるので、脂肪酸についての基本が気になる方は、次のブログに書きましたのでご参考までに読んでいただけたら、と思います。
今回は、表題にも記載した、大半の方が体にいいと思いがちな
オリーブオイルとココナッツオイルについて
と、
家での料理に使う油脂は何がいいのか
をまとめてお話したいと思います。
油脂に関しても、私が行きついた消去法での選択です。
立場が違えば意見も違うこともありますが、参考にしてもらえたら嬉しいな~と思います。
一つ、大前提として気をつけたいのが、一般的な食生活をしていればほぼ8割の人が油の摂りすぎだと言われていること。
これは特に、植物油脂の中の不飽和脂肪酸にあたる、
多価不飽和脂肪酸であるオメガ6(サラダ油や加工品に使われる油)を摂りすぎていること
を指すことが多いです。
前回のブログにも書きましたが、ガンなどの病気が非常に稀だった戦前に比べ、現代の私たちの食事は植物油脂の摂取量が
7倍!!!
(下手したら50倍という方もいます)
と、かなり増加しています。
逆に、動物性の油脂の摂取量は不飽和脂肪酸に比べそこまで増えていません。
そして、もう一つは、
植物油脂は酸化に非常に弱いため、加熱向きな植物油脂(調理油)はない。
ということは、是非念頭にいれて頂きたいなと思います。
一般的にも、オメガ6から体内で合成されるアラキドン酸は、体内で酸化したロイコトリエンという脂質作り出すんですが、これがヒスタミンの1000倍といわれる痒みの強さをひきおこすため、アレルギーを促進させたり、血栓を作ったり、炎症を促進させたりと、摂りすぎると大きな害になります。
アトピー・花粉症などのアレルギー・脳梗塞・心筋梗塞なども、大いに関係してきます。
と、ここまではよく聞く話ですね。
オメガ6を摂りすぎているから、その分逆の働きをするオメガ3を多くとると健康にいい(アマニ油やエゴマ油など)という説や、記憶力の低下などには魚の油であるDHAやEPA(これもオメガ3)を摂るといい、というような健康話もよく聞きます。
現にサプリメントもよく見かけます。
確かにオメガ3は、オメガ6とは逆の働きをしてくれることもあり、オメガ6が硬~い細胞膜を作るいイメージなら、柔軟な細胞膜を作るのがオメガ3のイメージで間違ってはいないのですが、オメガ3とオメガ6を合わせた多価不飽和脂肪酸(PUFAプーファ)は
酸化力が非常に高いので、積極的にたくさんの量を摂ったり、そのまま飲んだりするのは、体内で酸化によるアルデヒドを余分に発生させてしまうので、オメガ3の大量摂取はよくありません。
酸化力だけでいえば、オメガ6よりオメガ3の方がはるかに上。
さらに、オメガ3の中でもDHA、EPAは一番酸化に弱く、商品になった時点で非常に酸化しています。
オメガ6系のアラキドン酸よりも、二重結合の多いDHAやEPAのほうがアルデヒドは発生しやすくなり、アルデヒドは発がん性も高いのでサプリメント等はオススメしません。
油脂を摂ることにおいて、
★オメガ6の過剰摂取を控える
・できあいのお惣菜を控える
・お菓子の多量摂取を控える
・外食の多い食事(店の質によるけれど)を見直す
・使用している調理油の使い過ぎを控える
★過剰にオメガ3加工品やサプリを常用しない
★植物油脂を減らせるなら減らす
ということは、ベースとして気を付けて頂きたいと思います。
ただ、そうは言っても健康のためだけに生きているわけではなく(私はですが)、大切な人との食事も楽しみたいし、たまには外で自宅では食べられないような食事も楽しみたいし、ラクだってしたい~~
というのが大半ですよね☆
私も月に何回かは外食するのが大好きです。
(店は選びます。)
病気の治療中だったり、本気で治したい肌トラブルなどがあったりすると、徹底して排除する必要もあるかもしれませんが、普段の生活の中では、うまく楽しみながらチョイスできれば一番いいんじゃなかろうか。。。
と思う私がたどりついた、自宅で使用する調理油はこの3つ。
①バター(グラスフェッド)
・飽和脂肪酸の強みは、なんといっても不飽和脂肪酸に比べて酸化に強いこと。
・飽和脂肪酸はオメガ9である一価不飽和脂肪酸を体内で産生してくれる。
・グラスフェッドの物は基本牧草のみ食べて育ち、ストレスの少ない牛から作られているので、ホルモン剤などの心配が少ない。
・グラスフェッドは不飽和脂肪酸も多く含むが、オメガ3とオメガ6のバランスがとれている。
・飽和脂肪酸は筋肉や脂肪組織に蓄積されやすいので毎日・毎食など、摂りすぎはNG。
②コメ油
・不飽和脂肪酸だけれど、オメガ6とオメガ9が約半々。
・植物油の中では酸化に強い。
・抗酸化のビタミンEを元々多く含む。
・日本に昔からある食品なので、日本人に合いやすい。
③ゴマ油
・コメ油と同じく、不飽和脂肪酸だがオメガ6とオメガ9約半々。
・コメ油に比べると酸化に弱いのでなるべく加熱時間には気を付けるが、独特の風味で料理がおいしくなるのでたまに嗜好品として使用。
色々な油を試してみて、使用感も含め、今ではこの3つのみ使っています。
そして、世間一般では体に良いと思われがちで、特に女性の摂取量が多いオリーブオイル。
もう一つは、中鎖脂肪酸なので体内に溜まりにくく、すぐエネルギーになりやすいという観点から好まれやすいココナッツオイル。(MCTオイルもそうですね。)
この2種類の油脂は選び方に注意して頂きたいので、そちらに触れて最後締めたいと思います。
まず、オリーブオイルから。
多価不飽和脂肪酸に比べ、二重結合が少ない一価不飽和脂肪酸にあたるオメガ9のため酸化に強いと言われていますが、酸化しないわけではありません。
火にかけるのはおすすめしません。
体に良いと思われがちですが、一般的なスーパーで数百円で買えるような安価な商品では、
発がん促進作用
(特に乳がん・子宮頚がん・子宮がんなど女性器のがんを誘発しやすい)
脳出血促進作用
インシュリン抵抗性を高める
(血糖値の調整がしにくくなる・太る)
女性ホルモン様作用
(生理痛や更年期の症状がきつい、PMSがきつい、情緒不安定など)
が懸念されています。
実感として、女性特有の臓器のトラブルや病気を持つ方、経験者の方の使用オイルを聞いていると、オリーブオイルを使っている方が多く、サラダなどにも大量に使うことが多いので摂取過多になりやすいかと思います。
私も以前はよく使っていましたが、使わなくなってから気付けば生理痛なくなりました。
他の植物油を減らした時期とも重なるので、プーファである植物油脂と体内の炎症との関係性を実感している所です。
オリーブオイルは『エクストラバージン』だから良いというのも関係なく、とくに質の良いオリーブオイルは流通も限られ、ある程度金額もします。
遮光されプラスチック容器でないか、精製の仕方、原材料など、きちんと選んで購入することをすすめます。
そして、次にココナッツオイル。
確かに植物の中では珍しい飽和脂肪酸であり、酸化に強い特徴はあるものの、ダイオキシンに似た環境ホルモン作用があるため、性ホルモンの働きを阻害すると言われています。
性ホルモンの働きが阻害されると、
肌荒れ
更年期症状の悪化
生理不順
血管のトラブル
骨粗しょう症
うつや不安感などの精神疾患
なども懸念されています。
とはいえ、酸化しにくいため私も使っています。
本来のココナッツオイルは甘い香りで癖が強く、一般の料理には使いにくいですよね。
無臭のものも出てきていますが、精製の仕方も気にしながら選んで頂きたいと思います。
そして、飽和脂肪酸の特徴でもあるケトン体の産生に関してもですが、特別効率よくケトン体を生成するものでもないと言われます。
ケトン体も賛否ありますが、人の基本のエネルギー源はブドウ糖です。
あまりに多いケトン体は体の不調や体臭にも関わるので、気をつけたいところ。
酸化しにくいとは言え、オリーブオイル同様過剰な摂取は控え、上手に取り入れましょう。
気付けばものすごく長くなってしまっていたーーーーーーーーーー!!!!!!!
ここまでお付き合いいただいたお客様、ありがとうございます。
お疲れ様でした。。
色々と書きましたが、一言でまとめるとやはり、
バランス
が大切で、
摂りすぎ
が問題なだけ。
ご参考になれば、幸いです。