当サロンでも、毛穴の汚れ(黒ずみ)やニキビが気になるお客様のお声は多く、世間一般でも肌悩みとしてよく聞くトラブルの一つではないかと思います。
もちろん、間違ったスキンケアが原因で起きることもありますが、原因の多くはほぼ食べ物や生活習慣から起きる事が大半なので、今日は特に毛穴の皮脂汚れ(黒ずみ)のトラブル改善に絞り、食事内容との関係性をお話してみようかと思います。
本来皮脂は、サラサラしています。
そして、天然の乳液と呼ばれるほど、一番安全で一番自分にピッタリな成分で肌表面を保護してくれるのが皮脂であり、トラブルを起こすものではありません。
ですが、毛穴に汚れが溜まり黒ずみが目立つということは、皮脂がドロドロし酸化しているため皮脂の質が落ちているということ。
見えない体内で細胞が炎症している証拠でもあります。
皮脂も元をたどれば基底細胞の分裂から生まれます。
ということは、もちろんですが細胞が炎症していないことがドロドロ皮脂を作らない第一条件になります。
大半の女性が週の8割はメイクをしているであろう前提で話を進めますが、毎日クレンジングは出来ていると仮定すると、体の中から改善し体内炎症を改善していくのが、一時しのぎではないトラブルの根本的改善になる中で、特に皮脂の酸化に関わりやすいのが、食用油(植物油脂)と甘い食べ物の摂りすぎです。
まずは植物性の油のお話から。
動物性の油脂より植物性の油脂の方が体にいいと思われがちですが、これは大きな大きな間違い。
動物性の食事が増えると通常より多くの胆汁酸が分泌されたり、アンモニアが発生するので発ガンなどのリスクは高くなります。もちろん摂りすぎはNGですが、それよりも今の時代一般的な生活スタイルであれば、植物性の油の摂りすぎの方が問題だと言われています。
日本人の食事が大幅に変わったのは戦後、敗戦してからです。
戦前はほぼ摂っていなかった、小麦食品・甘いお菓子・乳製品を摂るようになってから、ガンや心筋梗塞・脳梗塞・アルツハイマーが急増。
このあたりはよくご存じな方も多いと思いますが、戦前に比べ植物性油脂の摂取量は約7倍にも増えています。
ちなみに、戦前の日本人はほぼ植物性の油を摂っていません。
高級品だったようで、一部のお金持ちや中心部の飲食店のみで使われていて、一般人にはほぼ無縁。
家庭では調理に使用することがほぼなかったため、データすら残っていないようです。
その反面、動物性の油脂はというと、戦前と今とでは1.5倍程度なのでそんなに変わっていないんですよね。
植物性の油脂の問題点は、非常に酸化しやすいことがまず一つ。
そして、体を作る最小単位の細胞自体がコレステロールやリン脂質という油脂で覆われているので、粗悪な油と出会ってしまうと蓄積されやすいこと。
キッチンの油はねも、少し時間が経つだけですぐ黒くなり、ベタベタになりますが、全く同じことが体の中でも起きています。
摂りすぎて余った粗悪な油は体内から2~3年は出ていかない
と言われ、
『腺』に詰まり溜まりやすくなります。
今回の場合の『腺』は皮脂腺です。
(植物油の過剰摂取は他の腺にも溜まります。甲状腺とかリンパ腺とか)
ドライアイなどもマイボーム腺の分泌不良と言われますよね。
ドロドロになった油が腺を詰めてしまう
ということです。
油脂の酸化は活性酸素が関わるので、アルデヒドも発生し、細胞の炎症を招くことに。
細胞が炎症しているということは、基底細胞が細胞分裂をしながら皮脂腺細胞になるわけなので、当然皮脂の質が下がります。
そんな質の悪い皮脂が毛穴から毎日分泌されれば、肌表面で更に化粧品やほこりなどと混ざり、より汚れをためてしまいます。
皮膚の常在菌は通常皮脂に存在するので、皮脂の質が悪いと常在菌のバランスが崩れ、ニキビや酒さ、アトピーも悪化しやすくなり負のループに。。。。。
一般的な生活をしていれば、植物性の油は本当に摂りすぎています。(とくにオメガ6)
一度見直してみるのもとてもオススメです。
昔どっぷりエステサロン会社員だった頃、自分の皮脂が臭いからフェイシャルにきてます、というお客様がいらっしゃいました。
これも皮脂が酸化した酸化臭だと思うんですよね。
そして、油の選び方に関しては、ここに書くと長くなるのでまた次回お話ししようかと思いますが、とりいそぎ注意して欲しいのは、オリーブオイル・パーム油(加工食品に多い)・ココナッツオイル・サラダ油の摂りすぎに要注意です。
とくに、オリーブオイルやココナッツオイルは体にいいと思われている事が多いので、気をつけたい所。
ちなみに、
植物性の油脂は減らすとシミ(左右対称にできるような)も改善しやすくなる
と思います。
そして、もう一つの原因で上げた甘い物ですが、質の良くない皮脂になってしまう可能性として、油脂と同じように、
活性酸素が大量に発生する
ことがまず一つ目です。
細胞がダメージを負うので植物油脂の摂りすぎのように炎症し、細胞の質が低下。
活性酸素はコルチゾールなどのストレスホルモンを刺激するので、皮脂腺が活性化されすぎてしまい皮脂の分泌量が増えます。
ドロドロ皮脂の原因に。
さらに、甘い物を食べる回数が多い程、血糖値スパイクと言われる急激な血糖の上がり下がりを起こし、常にインシュリンが働くようになります。
慢性化すると、インシュリンの働きも鈍くなり、余ったブドウ糖は中性脂肪となり脂肪細胞は肥大化。太る原因の一つでもあります。
肥大化した脂肪細胞は真皮にダメージを与えるパルミチン酸を分泌するので、たるみから毛穴も開く。
毛穴が開けば汚れも溜まる。
甘い物は細胞も糖化させるので毛細血管も働かず、真皮や毛穴に栄養が行きづらくなる。。。
と、なるわけです。
肌は体の中で一番大きな臓器です。
食べた物、とっても影響しますので、ご参考になれば幸いです。


