チェンマイ式タイマッサージ レベル1用のコラムです。
レベル1テキスト 02 エレファントウォーク(象の散歩)
タイマッサージでは、風門をしばらく閉めてから開く血止めの施術があります。
これは太股の付け根、腕の付け根の血管の通り道を、手、足、膝などで、しばらく止めてから放すテクニックです。
クライアントはそうすることによって、放されたときに血液が一期に循環して体の中がジーンと熱くなる一種の爽快感を味わいます。
血止めの効果をまとめると
①血行改善
②精神のリフレッシュ
です。
心臓の圧力によって押し出された血液は、動脈を通って酸素と栄養を運んで体の末端まで行き、毛細血管を通って、今度は静脈を通って、二酸化炭素と老廃物を運んで心臓に戻ります。
この血液循環システムが正常に働かない場合が血行不良という状態です。
血管や毛細血管などが、老廃物やゴミで詰まったり状態も考えられます。
タイマッサージの血止めによって血管を止めると、流れを止められた血液は行き場を失います。
そして、行き場を失った血液は、行き場を探してあまり使われなかった予備の毛細血管や新たに毛細血管の道を作って流れるようになります。つまり滞っていた毛細血管もスムーズに血液が流れるようになります。
一方、血液の流れが止まって異常を感じた脳は、血液不足を感じて心臓に大量の血液を送るように指令を発します。
この時危機感を感じた脳から大量の若返りホルモン(成長ホルモン)が放出されるのだという説もあります。
恋をしている人が綺麗になるホルモンです。
そこで、血管を元の状態に開放されるので、大量の血液が一期にからだの中を駆け回ります。
この勢いで血管に滞りを作っていた老廃物も押し流すと言うわけです。
また、大量の血流が一期に流れることは、ドキドキした時、胸がキューンと締め付けられた時、ジーンと熱いものを感じた時と同じで、一種の爽快感が感じられます。
一瞬で恋に落ちた時のドキドキ感です。
そのドキドキ感から、クライアントがあやまってセラピストに恋をしてしまうことがありますので気をつけましょう。
血止め箇所は、脚や腕の付け根の他にも、クルブシやお腹などもあります。
血止めは、血管障害、高血圧、心臓病など血液関係の病気の人への施術は禁止されています。
01-05CCAタイマッサージレベル1-5・60分模範施術・90分模範施術
06CCAジャップセンマッサージ 07CCAハーブボールセラピー
08CCAトークセンマッサージ 09CCAフットリフレクソロジー
10CCAルーシーダットン 11-12CCAタイオイル・ホットストーンマッサージ
13CCAおなかダイレクソロジー 14CCAベビーマッサージ
15-17CCAホームマッサージ CCA読んでウマくなるタイマッサージ理論のHP
テキストの一般販売
※インストラクター以外の方が、一般販売価格で、テキストをご購入いただくこともできます。










