
こんな日は図書館に駆け込んで、読書を楽しむのが一番です

さぁて、今日から Sidney Sheldon の『Sky is Falling』という本を読み始めました

その中でいきなり気になる表現があったので紹介します

(場面)
主人公のDanaはKemalという男の子を里子として引き取っている。
Danaの前ではとてもイイ子なKemalだが、学校にはあまりなじめず、
問題行動を起こしてしまう。今日も学校から呼び出しがあり、
Danaは学校へ向かった…
Danaが学校に到着し、副校長先生の部屋に入ったところで
こんな一文

The assistant principal, Vera Kostoff, a harassed-looking,
prematurely gray-haired woman in her fifties, was at her
desk.
注目したいのは harass という単語です

この単語の名詞形は小学生だって知ってます

そう、セクハラ = セクシャル・ハラスメントの harassmentですね

セクハラのイメージしか持っていないと、
えっ



と勘違いしてしまいます


sexual harassmentは日本語にすると、「性的いやがらせ」。
「性的」という意味を持っているのは sexual であって、
harassment は「いやがらせ」、性的な意味は含んでいません

harassをリーダーズくんに聞いてみると、
「悩ませる、困らせる、苦しめる」と言った意味が並んでいます

この単語を過去分詞(ed)にしているがharassedなので、
harassed
= 悩まされた、困らされた
⇒ 悩み疲れた、疲れ切った
という意味になります

つまり…
The assistant principal, Vera Kostoff, a harassed-looking,
prematurely gray-haired woman in her fifties, was at her
desk.
副校長のVera Kostoffは疲れ切った表情の 若白髪の50代の女性で、
デスクに座っていた。
と日本語にすることができます

あるイメージが浸透しすぎるってのもやっかいなもんですね



