
今回のテーマは知覚動詞です

まず、『知覚』とは「感覚器官(目・耳・鼻など)を使って情報を得る、感じること」を
指しますので、『知覚動詞』は「目・耳・鼻などから情報を得たり、感じたことを
述べるときに使う動詞」と言えます

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では、目


I saw my mother.
私は 母を 見た。
I(私)の視界には、my mother(母)がうつっています。
目から得た情報を適切に伝えることができる、文法的にも正しい文です

しかし、母が何をしていたのかまでは伝えることができません

I saw my mother close the door.
私は 母が ドアを閉めるのを 見た。
そこで、my mother(母)の後ろにclose the door(ドアを閉める)と
追加することで、母がドアを閉めていた、それを主語である私は見た、
と目から得た情報をより細かく伝えることができます

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上記例文の文のかたちを見てみましょう

① S see O
S は O を見る
主語が見ているものを伝えるだけならば、see の後ろのにはその見ているもの
だけをおいてあげればOKです

② S see O 動詞の原形
S は O が~しているのを見る
主語が見ているものをより細かく伝えるならば、目的語の後ろに動詞の
原形を追加してあげましょう

動詞の原形は補語(C)に分類されます。つまりSVOCの第5文型ですね

OとCに主語、述語の関係があることが重要です

Oが~している、それをSが見る、誰が何をしているのかをしっかり
イメージしましょう

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今回は目 を例にして see という単語を使って説明しましたが、
知覚動詞には他にも以下のような単語があり、①、②の文のかたちを
とることができます


see、look at、watch、observeなど

hear、listen to など

feel(感じる)、notice(気づく)など
知覚動詞、という言葉の意味から捉えると、鼻(smell)や口(taste)だって
知覚動詞なんですが、英文法で知覚動詞と出てきたら、知覚動詞の中で
②のかたちをとれるものに限定しておいたほうがわかりやすいです

知覚動詞 と言ったら SVOC



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