英会話のLessonをしていたら、日記に関するネタが出ていたので、ちょっと調べてみました
「日記」という単語をGenius和英辞典くんに聞いてみると2つの単語が出てきます。
diary
日々起こったことや感じたことを個人的に書く日記。
昔『ブリジットジョーンズの日記』という映画がありましたが、英語のタイトルは
Bridget Jone's Diaryでしたね 残念ながらしーは観たことがありませんが
journal
こちらも日記、なのですが、diaryに比べると多少公的な日記、だそうです。
多少公的って何 という感じは若干しますが、例えば↓のようなものは journal に分類されるのでは
ないでしょうか
○ 日誌
中学・高校のとき、毎日日直が今日の授業の科目や休んだ人、感想なんかを
順番に書いていましたよね。あれは先生もチェックするし、その日日直になった人が
順番に書くので別の人がなんて書いたか見ることができます。
○ 部誌
部活の練習メニュー等を部員やマネージャーがつけているやつです。
weblioで部誌と検索してみたら club journal と出てきました。
次に diary、jornalという単語とペアで使う動詞についてです。
keep a diary/ keep a journal
自分が習慣として「日記をつけている」と表現するときは、keep を使いますね。
ちなみに、この表現は長期間の習慣的行為を表すので、keep a diary every day や
keep a diary every night のようには言わないそうです。
write in a diary / write in a journal
keepは状態を表す単語なので、例えば「今、日記を書いている」「今日の分の日記は書き終わった」という
ように、日記を書く動作を表現したいときは write in を使いましょう。
今日「日記」をテーマにあげたのはこの write in の in がなぜ必要なのか疑問に
思ったからなのですが、 Geniusくんによると in をつけずに write a diary / write a journal とすると、
一度に一冊分の日記を書くというような意味になり不自然、なんだそうです。
Geniusくんが言っているkeep a diary every day や write a diary が不適切である、ということ、
ダメと言われる理由がコテコテの日本人である私にはなーんかスッキリと入ってきませんでした
以下は完全なる個人的な見解なのですが、日本語は「日記」という言葉を「情報」として捉えて
いるのに対して、英語は「daiary / journal」という言葉を「情報を書くノートそのもの」として
捉えているような気がします。
日本語には「日記」の他に「日記帳」という「情報を書くノートそのもの」を表現する単語があります。
「今日、日記を買ったんだ。」というより、「今日、日記帳を買ったんだ。」というほうが、
ノートそのものを買った、というニュアンスが伝わってきます。
「日記」という言葉はその日に起こったことや感じたことなどの「情報」を指すので、
「毎日日記をつける」 = 毎日情報を書き込む、というニュアンスになるため、毎日ということに
違和感は感じません。
一方英語の「diary /. journal」は「情報を書くノートそのもの」を指している、と考えると、
keep a diary every day と言うと「え?ノートを毎日持ち歩いているの?」というニュアンスを
与えてしまいます。
Geniusくんがwrite a diary / write a journal とすると、一度に一冊分の日記を書くような意味になり
不自然、と言っているのも、diary / journal と「情報を書くノートそのもの」と捉えると、
一冊のノートそのものを書いている ⇒ 一冊分書いているというイメージもしっくりきます。
write in a diary / write in a journal という表現は、write information in a diary / write information in a journal と
「情報」という単語が省略されていると考えると、「日記というノートに情報を書く」となり、
writeが他動詞として使われており、その情報を書き込む場所がdiary / journal というノートに
なるため、前置詞inが必要となります。
私は「日記」と「diary / journal」 という単語にこのような捉え方の違いがあるのでは と考えます。
その真相はいかに…