やり直したいのかな、学部の講義を
今回読んだのは梅田のマルゼンジュンク堂さんに置かれていて楽しそう、とワクワクだけで選んだこの本
巨大書店の選書ってワクワクしますよね。
関西だと一番すきなのは梅田の(茶屋町の)マルゼンジュンク堂かなー
次がルクアイーレの蔦屋書店、その次がグランフロントの紀伊国屋
ゲーム理論というと身構えそうですが(ミクロの悪夢www)、この本は数式ゼロ。
囚人のジレンマくらいしか思い浮かばないダメダメ経済学士も読める本でした。
この本はゲーム理論の根本である人はこういう時にどういう考え方をとるのか、とる可能性があるのかというのを平易なストーリー仕立てで説明してくれています。
とはいえさらっと読んだだけじゃ、へーって感じで終わるんですが、ちゃんと考えようとするとヘビーな作りにもなっている。
何よりもいいのは最後のあとがきで作者さんが「興味もったらこれもいいよ」と何冊か選書してくれているところ。
参考文献を載せるのではなくこういうタイプもあるんだな、と感心。
こういう本をたまに買う私。
数年以内に下記のあたりをたまに読んじゃうあたり、ほんとはもっと現在経済学をちゃんと学んで社会に出たかったのかなと思ってます。
作者が言っていたけど、経済って(とくにゲーム理論を包括するミクロ経済学の括り)は人の考え方を分析する学問だってことを言っていてすごくしっくりきた。
どこかのネットニュースだか、上記の本のどれかの作者は経済学なんて結局当たらないことを考えているなんてことも言ってたような気がするけど、それでも経済学が廃れないのは明かせない人の心の動きをどうにかして追いかけたいという願望が尽きないからなんだろうなと思う。
社会全体としては最適になるように回っていたとしても個々人単位で見たら合理的でない行動なんてごまんとあるのにね。
それでも追いかける学者達もすごいモチベよね、とは思います。尊敬・・・。
かくいう私は落ちこぼれ経済学部生だったので、あんまり偉そうに経済は語れませんが、歴史に興味があり、そこから経済に興味をもったような人間です。
そういった人間から見ても経済が人の考え方を分析するという考えはしっくりきました。
この本もいつかちゃんと読み返すでしょう。
楽しかったです。