キャンパパ店長の自転車遍歴…PART2 | 泉ケ岳のサイクルベース アルカンシェル キャンパパ店長の自転車日記

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元プロレーサーのキャンパパが泉ケ岳の麓にオープンした 杜のカフェ ノエル カフェに併設された自転車工房 アルカンシェルは 泉ケ岳のローディーたちの憩いの場になればと思います。休憩、食事はもちろん、マシンのメンテナンス、委託販売などもおこなってます。

高校1年を締めくくる宮城県新人大会、キャンパパ店長は当然勝てると信じて二種目にエントリー、スプリント(当時はスクラッチと呼ばれてました)はエースに軍配が上がり準優勝、得意の1000mタイムトライアルは^_^持ちタイムから負けるとは夢にも思ってませんでしたが、結果は0.1秒差で優勝を逃しました。

シーズンが終わり、長い冬季練習が始まると、ランニング🏃腕立て伏せやスクワット、ローラーなどの基礎トレーニングの毎日、相変わらず体力な劣るキャンパパ店長は皆んなから遅れることもしばしば、それでも掲げた目標はインターハイ入賞、必然的に部活後の居残り練習と早朝の街道練習をこなしてシーズン初めにはカラダかふた回りほどデカくなっていました。初戦の県総体は昨年に続き二連覇、東北大会3位、インターハイでは目標達成の4位、おまけにメキシコで行われるジュニア世界選手権の日本代表に補欠で選出




初めて出場したにほん自転車競技選手権大会兼モスクワオリンピック代表選考会では日本のトップ選手にコテンパンにやられましたが、良い経験をさせてもらいました。


高校生活最後の年はインターハイ優勝と日本競輪学校入学試験に合格することを目標設定、個人種目では果たせませんでしたが、イタリアンチームレース(現在はチームスプリント)で日本新記録で優勝




腕立て伏せ2回が精いっぱいの落ちこぼれキャンパパ店長が日本一になった瞬間です




続く全国高校選抜大会でも優勝、🏅

アマチュアに別れを告げる競輪学校入学試験(実技、学科、身体、身上調査)に一度で合格、24倍の競争率をクリアしてプロ選手の道を歩き始めました




伊豆修善寺の山奥での寮生活、訓練は厳しかったですが、新たな夢に向かって充実した毎日、プロデビューしたのは19歳の春、アパートで一人暮らしをしながら朝3時過ぎから岩沼、白石、遠刈田、青根、釜房を周る朝練習、帰宅して朝食を摂ると午前中は先輩のプロ選手と一緒に海岸通りを経由、6号線を福島との県境往復の街道練習、途中何箇所ももがきポイントがあり、意識が飛ぶほどの全力ダッシュの繰り返し、プロ選手の底力に驚かされる毎日でした。




午後からは自転車競技場で実戦に即した練習が暗くなるまで続きました






夕方からは仙台東口にあるトレーニングジムに通いウエイトトレーニング、毎日最後の一滴まで絞り切る生活…二ヶ月ほどそんな生活、ある時から40度の熱が下がらなくなり、休むことも必要なんだと学習しました。

岐阜県大垣でのプロデビュー戦は散々な成績でしたが、3戦目のいわき平競輪で初勝利を上げるもなかなか優勝には手が届かず、初優勝までは5年、S級昇格までは8年を要しました。




PART3に続く