CLICK“チェボンギュンの顔の骨のお話”
両顎手術、
必ず受けなくてはいけませんか?
夏休みが近づきながら
両顎手術に関するご質問が多くなりました。
その中でも患者さん達が最も質問されるのが
“両顎手術を必ず受けなくてはいけませんか?”
両顎手術を必ず受けなくてはいけない顔ですか?
です。
結論からお話すると
私がいつもお話していることです。
両顎手術はがんの手術ではなく
美容手術です。
両顎手術を必ず受けなくてはならないのかは
患者さん達が決定されることです。
もちろん
美容目的だというには非対称がかなり酷かったり
奇形的な部分が多いケースもあります。
このようなケースは例外になるでしょう。
“両顎手術を必ず受けなくてはいけませんか?”
という質問に対する回答は
以前にも一度載せたことがあります。
私のブログ
→【両顎手術の選択 -絶対に両顎じゃないといけないですか?】
を必ず…必ず…読んでみてください。
私のように
両顎手術を専攻した医師にとって両顎手術は
一般的な手術になりますが、
患者さん達にとっては手術自体も大きな手術ですが
長期間のダウンタイムが必要な
簡単には考えることはできない手術です。
そのため慎重に判断されなくてはなりません。
実際
両顎手術が行われる過程を
とても簡単に紹介します。
両顎手術時
上顎を電動のこぎりで骨切りし
自由に動かすことができるように切り落とした写真です。
参考文献:Clinics in Plastic Surgery 2007; 34: 447-475
両顎手術時
下顎手術の姿です。
よくSSROと呼ばれる下顎枝矢状分割術です。
SSROという手術で
下顎から顎関節へと繋がる下顎枝を分割する
骨切りを行います。
参考文献: Journal of Craniofacial Surgery 2005; 16(1):123-8
実際に両顎手術を受けられた患者さんの
レントゲン写真です。
両顎手術時に使用したプレート及びスクリューと
オトガイ手術を受けられたので
顎先にもプレートとスクリューが見えます。
今日は
“両顎手術を必ず受けなくてはいけませんか?”
という質問について
1つ目のブログとして
両顎手術の過程を簡略にご説明しました。
次回からは
両顎手術を受ける原因となる適応症別に
必ず両顎手術を受けなくてはいけないのか、
そして他の代替え手術について
ご説明をします。
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