CLICK右差し“チェボンギュンの顔の骨のお話”

 

 

顔面輪郭に使われる電動のこぎり

器具シリーズ1弾    

 

どうしてのこぎりなのかって?

 

患者さんが手術受ける時

手術室で何が起こるか

どんな器具でどのように進行されるか

とても気になられています。

 

 

 私はいつも手術室の中で暮らしながら

毎日のように仕事をしているため

分からなかったのですが

この間外国に出たついでに医療器具を買ってきたら

友達がすごく不思議がっていました。

 

一度も見たことがなく

どこに使われるのかも分からないので

どこにどうやって使われるんだと説明したら

本当に不思議がって目を離せません。

 

いつも使っている私のような人は

何とも思いませんが

手術室に入る事がない一般人や

患者さん達はとても気になられるかと思うので

今日から器具を含めて

手術に使われる道具を紹介したいと思います。

 

 

 

 

今日は初めに

私が専門とする

顔面輪郭!!!

 

最もよく使われる電動のこぎりです。

 

骨を切る電動のこぎりは色々あります。

今日から1つ1つ順番に説明します。

 

 

電動のこぎりを製作する会社は数カ所あり

また会社ごとに様々な種類ののこぎりがあります。

 

さらには電気で作動するのこぎりや

空気圧で作動するのこぎりもあります。

 

 

今日からお見せするのこぎりは

全部私が実際使用しているのこぎりです。

 

 

 

私も顔の骨手術だけ15年近くしながら

いろんな器具を使ってみました。

 

数回の試行錯誤を経て

一番自分の手に合う器具を見つけたので

今はその器具をメインに使用しています。

 

 

 

色んな電動のこぎりがあるとお話しましたが

その中でもエラを骨切りしたり

両顎の時、特殊な骨切りをする時に使われる

Oscillating Sawと呼ばれる

振動は振動ですが横に行ったり来たり振動する

のこぎりです。

 

 

詳しく見ていきましょう。

      

このようにハンドピースに連結して使用します。

 

 

より詳しく見ていただくと

のこぎりの刃が怖そうに見えます。

 

刃はサイズが多様に準備されております。

骨の厚さによって選んで使用しています。

以下はたぶん11mmのものです。

 

 

写真中ののこぎりの刃は

たくさん使用してもう捨てる刃を撮影したので

ちょっと古びております。

 

実際はキラキラして綺麗です。

もちろん刃は骨切りの便利さと衛生のため

一度使ったら捨てます。

 

 

より詳しく見てみると

古くて使わない刃なので汚く見えますが

刃がとても鋭く恐ろしいです。

 

 

こののこぎりの刃が

左右に行ったり来たり振動をしながら

骨を切ります。

 

次のように

下顎骨を切ることになります。

 

 

 

 

今日は

顔面輪郭に使われる電動のこぎり…

 

その中でもエラの骨切りに主に使われる

Oscillating sawという

電動のこぎりについて説明しました。

 

 

でも…

 

 

大きな問題

上の刃が時々折れますㅠㅠㅠㅠ

 

私も手術中に折れたり新しく交換して

手術を行う場合があります。

 

問題はこのように折れてしまったら

この刃をどうにかしても見つけ出さなければなりません。

 

この刃は所謂

ステンレスです!!!

 

 

チタンではない

このようなステンレス

タングステンのような他の金属

私達の身体にあってはいけません

 

 

私のmentorでいらっしゃる

台湾長庚記念病院のDr Lun-Jou Lo教授は

若い時、両顎手術をしていた際

ステンレス製の刃ではありませんが

ドリルの先端が折れ

顎骨に埋まってしまったけれど

大丈夫だろうと思い除去せずにそのままにされました。

 

しかし数年後その患者が

外国に帰り、顎に炎症が生じてしまったのですが

そのドリルの先端が原因だったため

教授に損害賠償を請求したことがありました

ㅠㅠㅠㅠㅠㅠ

 

 

必ず除去しなければなりません!!!

 

 

異物

私達の身体が健康な時は何も生じないですが

調子が悪い時は問題を引き起こします。

 

大きな病気を患った時や

年を取って老人になって免疫力が低下すると

問題が起こります。

 

 

私が奉職時代、鼻手術の巨匠である方が

鼻の骨切り手術をしていて

骨切り道具の先端が折れてしまい

鼻骨に深くに入ってしまいました。

 

そこで私が絶対にどのようにしてでも除去をしてくださいと

言ってお願いをしたのですが、

大丈夫だとそのままにされたのですが…

その患者さんはいつかは問題が起こるでしょうㅠㅠㅠㅠㅠ

 

 

 

上の電動のこぎりが折れたら次のようになります。

 

 

そして私たちの顎や身体に残ると

花びらのように見えます。

 

 

このように折れた刃を私達の体の中に

10年間持ち続けて生きながら

10年間苦労した患者さんの写真です。

 

 

顔面輪郭手術を受けて

10年間を耳鼻咽喉科をはじめ

病院を転々とし苦労されました。

 

 

上の写真で何か見えますでしょうか?

比較的よく見えます。

 

下の写真で赤い円の中を見ていただくと

うちわ形でできた物体が見えます。

 

 


 

このようにOscillating sawによる副作用

上のような状況になるだけでしょうか?

 

この刃によって

神経損傷が起こる可能性もあります。

 

神経を損傷させる主犯が

まさにこの刃です。

 

 

 

 

 

今日は顔面輪郭器具シリーズ1弾

 

別名 Oscillating sawと呼ばれる

振動のこぎりを紹介しました。

 

 

今後しばらくは

皆さんが不思議に思われている

手術器具の話を続けます。

 

 

 

また最近

顔の骨の手術後、再矯正を受けるため

お越しになられる患者さんが急増しています。

 

もちろんその方の中には

手術は成功したけれども満足出来なくて

再手術を受けようとされている方もいらっしゃいますが

誤った手術によって苦労されている方も多いです。

 

 

いつも私が私のブログで強調している言葉があります。

 

まさに

“原則”

です。

 

 

原則さえきちんと守っていれば

初手術時に失敗してしまっていても

 再矯正を受ける時

簡単に問題解決が出来ますが、

 

原則もなく、滅茶苦茶になってしまった場合

手を打つことができません。

 

 きちんとした顔面輪郭専門医専門病院

下のリンクをクリックされれば詳細をご覧になることができます。

 

 

 

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