CLICK右差し“チェボンギュンの顔の骨のお話”

 

 

 

 

両顎手術の副作用

再発、回帰

 

 

 

 

 

 

今回は

しゃくれ顎手術両顎手術後に起こることがある

副作用の中でも

再発回帰に関してお話いたします。

 

 

 

顔面非対称やしゃくれ顎手術、

つまり両顎手術後

 

よく長期間にかけて生じてくる副作用がまさに

再発または回帰です。

 

 

 

 

 

私が一年間専任医として仕事をしてきた

両顎手術の世界的聖地である

Chang Gung Memorial Hospitalでも

再発率は20%と考えられています。

 

 

 

20%の患者に再発が起こる

というお話ではなくて、

 

患者によって

20%、

 

つまり10㎜中に入れたら

2㎜はまた元に戻るというお話です。

 

 

 

 

様々な論文を見ても

この程度の再発は起こるもの

書かれております。

 

 

 

しゃくれ顎ではなく

顎なしで下顎を前へと掴み出す手術も同じように

再発が起こります。

 

 

 

 

 

 

もちろん

手術を執刀する医者たちも

自分なりの再発防止のためのノウハウ

あります。

 

 

 

 

両顎手術の副作用である

このような再発回帰を防ぐため、

 

最もよく行われるのは

過矯正です。

 

 

 

 

20%をより中に入れるということです。

 

 

 

それでも

患者によって

 

再発がそれ以上に起こってしまう患者もいれば

それ以下で収まる患者もいます。

 

しかし最もよく使われている方法です。

 

 

 

ある程度の経験がある医者なら

過矯正は必須ということはご存じで、

 

実際に手術もそのように行われているかと思います。

 

 

 

 

 

 

そして

両顎手術後にも

 

単純に

噛み合わせを合わせるための

矯正治療のみをするのではなく、

 

ゴムなどを利用して

きちんとした位置で固定させる

努力をします。

 

 

 

 

経験の多い矯正科の院長であれば

当然そのようにしますが、

 

そうでない場合には

私が直接矯正の方も教えたりします。

 

 

 

 

 

ですので

形成外科でも口腔外科でも

矯正科との協力診断重要だということです。

 

 

しかし

上のような方法よりも

最も重要なこと

 

両顎手術中の医者の判断です。

 

 

 

 

どれくらい顎関節を合わせるのか

そして

どんな状態に骨切りした顎の骨を固定するのかによって

 

手術後の結果のみならず

手術後の再発に

 

大きく影響を与えます。

 

 

 

 

 

私の考えでは

 

この部分が

両顎手術の副作用である

再発の防止において

 

最も重要なポイントだと思います。

 

 

 

 

もちろん

私も私だけの重要なノウハウがありますが

公開することはできません。

 

 

 

両顎手術の過程である

単純な術技は

教科書や他の先生たちにも教わることはできますが

 

このような重要なポイントは

簡単に得られるものではありません。

 

何回もの試行錯誤経験が必要な部分です。

 

 

 

 

 

とにかく

しゃくれ顎手術、両顎手術後に生じる副作用の内

 

再発または回帰に関しては

 

手術前の手術計画

手術中の手術者のノウハウ

手術後の治療により左右され、

 

ある程度の再発と回帰は

避けることができないという点をお伝えしたいです。

 

 

 

 

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