2025年6月6日から公開中の「国宝」。第1週は3位でしたが、2位、1位と順位をあげ、公開4週目にして興行収入は1位となっています。血か才能か…人間の業を描いているのに加えて、歌舞伎の演目、様式美でそれを表現しているのがすばらしい。映画ならではの演目の選び方も秀逸でした。
映画の感想
写真は「国宝」で歌舞伎の運命に翻弄される喜久雄の父の権五郎と名前が同じ神社です。能といい、歌舞伎といい、文楽といい、古来の事件を物語にして至高の領域に練り上げられた世界。本当にすばらしいです。
写真は鎌倉の御霊神社
撮影日:2025年5月11日
撮影日:2025年5月11日
撮影日:2025年5月11日
撮影日:2025年4月19日
6月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1159
ナイス数:29COSMOS (6) (サンデーGXコミックス)の感想
最近、嘘が下手な人が増えた風潮もあるせいか、「それ嘘ですね」という主要キャラクターが増えた気がします。でも、COSMOSはそれが安っぽくなっていないところが、好きなところです。5巻で出てきた「ネクスト」。この言葉の奥にあるものが気になります。水森楓くんは、1巻のころはどちらかというと無気力だったのに、1年たって成長しているのに、読みごたえがあります。
読了日:06月30日 著者:田村 隆平国宝 (下) 花道篇 (朝日文庫)の感想
映画を見た後、小説を購入して読みました。映画では第二巻の構成をおきかえたり、端折ったりしていますが、小説の肝をあの尺によく落とし込んだなと言う感じです。 ちなみに 万菊さんは、ちゃんとお金持ちでした。 喜久雄の最後の演目は、小説では「阿古屋」で、往来の喧騒が次第に【無】になる表現に息を呑みました。映画では「鷺娘」にすることで、まるで日本武尊の最後を想起させるようなラストだったかなと。 小説も映画も面白いです。
読了日:06月11日 著者:吉田 修一
国宝 (上) 青春篇 (朝日文庫)の感想
6月7日に見た映画に圧倒されて、原作も購入しました。喜久雄のお父さんの名前が権五郎とあったので、うっすら鎌倉の御霊神社の御祭神かと思っていたら、原作に歌舞伎の演目の権五郎とありました。喜久雄は知らないところで、歌舞伎と縁があったのかもしれませんね。小説の前半は高度経済成長の昭和の香が強いです。あの頃は戦後の西洋的なものが入ってきつつも、基本としては、日本古来の在り方、姿勢が残っていて、人の所作のひとつひとつが美しい時代だったと懐かしくなりました。
読了日:06月09日 著者:吉田 修一
七つ屋志のぶの宝石匣(24) (KC Kiss)の感想
京都で北上家分家の七伊部氏の子孫に会うお話。1巻出ると、一から全部読みたくなってしまうのはどうしたものか。今回は13巻のエピソードの復習もあり、これが折り返し地点なのかなと思わされました。 今回は、安井金比羅宮、建仁寺、六道の辻に行ってみたくなりました。(ただし、再来年以降。今年本厄なんで…)
読了日:06月01日 著者:二ノ宮 知子
読書メーター
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