2月15日 侍タイムスリッパー 2スリップしてきました。最近の舞台挨拶のおじさんのワチャワチャも楽しいけれど、しっかり話を聞きたかったのです。
品川は、常盤司郎 - Wikipedia監督が最後尾にすわっていらっしゃったり、業界の人も参加されていたようでした。日比谷は初見の人が多かった印象です。
Tジョイ品川プリンス シアター1にて
TOHOシネマズ日比谷 スクリーン9
両会場とも共通していた質問は、音響と音源、映画サントラ、決闘シーンの撮影方法でした。
音源や音響について
音響と音源については、日本(audiostock.jp ?)と海外の音源を使っているそうですが、劇場に公開する際にライセンスを変更すると40ドル(5000円くらい)から890ドル(15万円)にアップしたそうです。音源だけでライセンスをとるのに160万円くらいかかったとのことで、「映画のサントラは難しい」ということでした。また、音響について、「スクリーンにかけてもクレームが出ていないので、うまくいったと思う」と監督がいうと劇場から拍手。
ここからは私の妄想ですが…
作曲は専門家にお願いして、山口さんや錦京太郎さんの口上、冨家さんの『江戸時代も遠くなりました。さびしい…寂しい限りです』『あいわかった』をリミックスして、『侍タイムスリッパーイリュージョン』みたいなのだしたら、おもしろいかもしれませんね。
ときおり、高坂さんの『かたじけない(おにぎり食べたとき)』『かたじけにゃい(髪切ったとき)』がインサートされて、最後は『今日はその日でない』でしめくくり。
…なんてな妄想が止まりません。
決闘シーンの撮影方法について
錦京太郎の「心配御無用之介」のシーンはテレビと同じように広角で撮影しているそうですが、最後の決闘シーンは少し広角で撮影しているそうです。サウンドエフェクトについては、竹光(たけみつ)のシーンは木をぶつけて音を作ったりしましたが、最後のシーンは鉄の音源を使っているそうです。監督のこだわりがみえた回答でした。
そして、山口さんの演技について、あたらしいお話を聞くことができました。
「一番すごかったのは誰か」という質問について、即座に名前があがったのは山口馬木也さん。
監督曰く
「メソッド系で演技をされていると思うのですが、泣くというひとつの演技にしても、ふつうの俳優は自分の経験から泣く演技をします。彼は、本当に役になりきっているんです。あとから知ったのですが、風見が山形だとわかるシーンですが、後ろから見ていたスタッフが「山口さん、さぶいぼ(鳥肌)がたっていましたよ」と。だけど、僕は5回テイクを取りましたが全部バストショットでした…。映像には出ていないんですが…。」
もう一つのエピソードは算用数字。
(黒船来航のポスターにある「140年」という算用数字は高坂さんは読めたのかという質問に、ポスターデザインをやっているのは僕なんで、僕の責任ですと前置きした上で)
「黒船来航」のポスターに「140年」という文字があるのを見て、山口さんは、「僕はこれはよめません」といったそうです。でも、「よく見えないから、そのままでいこう」ということになったそうです。ですが、公開すると、2回3回とみる人がいて、バレてしまったそうです。でも、その当時の会津藩士はアラビア数字を読めた可能性があることを調べてくれた人がいたとのことでした。
山口馬木也さんのこの「僕、これは読めません」という言葉。役になりきって自然に出てきた言葉だと思います。馬木也さんの役作りに私はサブイボがたってました。
池袋シネマロサでは、2月24日 監督と助監督さんが登壇されます。予定の調整を悩んでいるところです。
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