9月28日で「虎に翼」が最終回を迎えました。「虎に翼」は日本で初めて女性として弁護士、判事、裁判所長それぞれを務めた三淵嘉子をモデルにオリジナル脚本での朝のドラマ。今回の脚本は、ここ80年の女性がおかれた立場を丁寧に追ったドラマだと思います。
【虎に翼】主題歌 米津玄師「さよーならまたいつか！」オープニング映像をフルバージョンで公開！│NHK (youtube.com)
この歌詞を聞くたびに、「口の中に血がにじんで 空に唾を吐く」というフレーズにその時代の女性達の「スン…」が思い出されて、胸が熱くなります。
1980年代に流行った「お局様」「寿退社」という言葉は私の周りでは遠くなりました。でも、年配の先輩を「お局様」と陰で揶揄していた同僚は、「お局」の立場になったとき、過去の自分の言葉が苦しかったようで、時折、自分のことを「お局」と寂しそうに言っていました。
「結婚や出産したらやめないといけない」または「ある程度の年限になったらやめないといけない」。そんな状況に自ら追い込んでいた女性がバブル期はなんと多かったことか。私は、ずっと続けるつもりでいたので、今もふてぶてしく務めております(笑)。陰口に同調しなかったので、良心の呵責は全くないですし。
10月2日まで横浜芸術劇場で、「竹もと」のセットが展示されていますので、また行ってきました。
撮影日：2024年9月29日
撮影日：2024年9月23日
撮影日：2024年9月29日
「虎に翼」のロゴについて
メインビジュアルのこの法服についても説明がありました。
「胸元のイラストは、家庭裁判所の創設に携わった主人公のモデル、三淵さんに因んで『家庭』を感じさせるものや寅子が出会う友人達を象徴するもの、戦禍を洗わず爆撃機などもちりばめ、寅子がさまざまな人生や出来事を胸に裁判官になったことを表現して描きました」
フォトスポットもありました。
最終回、笹竹のお祝いの席での洋服は、1979年11月12日に横浜家庭裁判所を退官した日のものを再現しているそうです。（詳細）
伊藤沙莉さん SNSより
最終回、桂場との邂逅は笹竹で。
虎に翼 最終回 インスタより
なお、桂場役の松本ケンイチさんは昨日まで「虎に翼」を見ていなかったそうで、今、絶賛視聴中だそうです。
「桂場、団子が食べたくても食べれない」(笑)
セットの全貌
撮影日：2024年9月29日
桂場が座っていた場所
撮影日：2024年9月29日
撮影日：2024年9月29日
撮影日：2024年9月23日
窓際にある小物
撮影日：2024年9月23日
はるさん「どう 地獄の道は？」
撮影日：2024年9月29日
はるさんがいなければ、母と同世代の寅ちゃんは法律の道に進むことはありませんでした。「地獄の道は」「最高です」のやりとりに、涙が止まりませんでした。100年前の人の志のバトンを私たちがつないでいるんだということを認識させられました。
このシーンのクランクアップ
中央の柱を中心にしたのではないかと
撮影日：2024年9月29日
ところで、話は変わりますが、竹もとの細かい作りに感動しています。
「竹もと」は窓の桟が竹
大正レトロのランプと竹の格子がベストマッチ
持ち帰りの包み紙も竹
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【番外編】心に残ったファンアート
桂場 落花生風味
NHKさんがドラマを作るうえで大反響だったこのイラストにけっこうシナリオも影響されたのではないかと思うのです。
最終話はお団子でしめくくりました。
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