山岸涼子氏の「レベレーション」をきっかけに、2022年はジャンヌ・ダルクの処刑裁判に関する映画や書籍がマイブームでした。ですが、シャルル7世の実母イザボーことイザベル・ド・ハヴィエール(ドイツ名:エリーザベト・フォン・バイエルン)さんは名前しか知りませんでした。

 

2022年に「最後の決闘裁判」を見て、イザベルさんかわいい~とミーハーしていたくらいで…。

 

■映画 予告編

 

■映画 感想

 

 

で、「イザボー」が日本でミュージカル化されるとのこと。2023年は「14世紀熱」が収まっていたのですが、甲斐翔真さんが主演されるので1月27日マチネに参加しました。

 

カメラ本日向かったのは池袋(東口)

 

 

カメラ東京建物Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)

 

カメライザボー 今日の予定

 

カメラタイムテーブル 12時30分~15時35分驚き

 カーテンコールが終わったときは15時40分すぎ。退場するのに時間がかかり、劇場を出たのは15時50分くらい。出演者の方は2時間も休憩できずにすぐソワレです。お疲れさまでした。

 

メモオフィシャルサイト

 

メモWikipedia

 

メモ主要キャスト

望海風斗:イザボー・ド・バヴィエール

甲斐翔真:シャルル七世

上原理生:シャルル六世

中河内雅貴:ブルゴーニュ公ジャン

上川一哉:オルレアン公ルイ

那須凜:ヨランド・ダラゴン

石井一孝:ブルゴーニュ公フィリップ

 

出典:オフィシャルサイト

 

 

 

 


 

 

 

注意注意注意ネタバレ注意注意注意

 

おすましスワンあらすじ

 

ヒヨコ一幕

シャルル7世(シャルル セットゥ)のランスの戴冠式から始まり、義母ヨランドの導きで、イザボーが嫁いできたときに時間を遡っていく物語。


1385年7月17日、14歳のときに、アミアンでシャルル6世(当時16歳)と結婚。このときは初々しい将来を夢見る少女でした。


1392年9月、夫シャルル6世が、精神疾患を発症し、1400年頃までに統治が不可能な状態となります。イザボーは王弟オルレアン公ルイと組んで、摂政のブルゴーニュ公に自身がフランスを統治することを宣言します。

 

ヒヨコ二幕
ニースの海岸からシャルル6世とルイが競争したシーンから始まります。客席から二人が登場!1月27日マチネのときは上手はシャルル6世、下手はルイでした。


1407年 ブルゴーニュ公ジャン1世によるオルレアン公ルイ1世の暗殺したが刑に服することもなく、イザボーはブルゴーニュ公ジャン1世(無怖公)と組んで執政。

 

1417年 兄の死によりシャルル7世は王太子。

 

1422年 シャルルは、ヨランド・ダラゴン(Yolande d'Aragon)とアンジュー公の娘、マリー・アンジューと政略結婚。シャルルは義母ヨランドさんの影響を受け、「良き母」と呼んで慕うようになりました。

 

「統治」や「執政」といえども、国庫のお金で贅沢三昧という…。そんなかんなでイザボーとジャン1世に貴族の反感が高まり、今度はブルゴーニュ公ジャン1世(無怖公)が暗殺されてしまいますドクロ

 

 ジャンの跡を継いだフィリップ3世(善良公)はイングランドと同盟して王太子シャルルと全面的に対立し、トロワ条約を結んでヘンリー5世のフランス王位継承を支持。この条約は、王太子シャルルの王位継承権を否認し、シャルル6世の死後は王太子シャルルの姉カトリーヌ(キャサリン)を妃にしたヘンリー5世がフランス王位を継ぐというものでした。

 その際に、シャルル7世の母イザボー(対立派から淫乱王妃と呼ばれた)は、シャルルが王の子ではないと宣言してしまいます(ひどい人だ~)。以降シャルルは、正統な王の子ではないのかあるいは狂人の子なのか、悩むことに…。

 

1429年 ドンレミから神の声を聞いてジャンヌ・ダルク(ジャンヌ ラ ピュセル)が、変装していたシャルル7世に跪き、「正当なフランス国王と宣言した」ことで、やっと呪縛から解放されて、ランスのノートルダム寺院で戴冠式をあげることになります。

 

出典:山岸涼子「レベレーション」2巻

 

ヒヨコ個人的にはジャンヌ・ダルクが顔も知らない王を言い当てるところを演出してほしかったような。

 

 


 

おすましスワン音楽

 

音楽は動画の紹介を見ていただくと雰囲気がわかりやすいと思いますが、ミュージカルというより、ロック。

 

 

 

 

 

 

 


おすましスワン演出、セット、衣装など

 

 セットがすごい考えられていました。デザインも14世紀くらいの古城という感じ。そして、音楽でいろいろな人の描写をするとき、回想シーンでその作りを変えますが、なんと人力。

 

 印象的な演出は、少女時代のイザボーの影がそこはかとなく出てくるところ。純粋な頃の少女の夢が漂っているようでした。そして、聴衆を巻き込んだ演出も盛りだくさん。1幕のシャルル7世の戴冠式、2幕のオルレアン公ルイを殺害したときの裁判、黒死病(黒羽根シャルル7世のビジュアルがまるでトート)のシーンなどなど。声出しもあってとても楽しかったです。

 

 残念なのは、最後のトロワ条約あたりから、ヨランドの台詞だけになってしまい、楽しみにしていたジャンヌ・ダルクとの邂逅シーンも短縮されて、ちょい残念でした。

 

でも、ラストの演出は驚かされました。

イザボーがステージの一番高いところで天を仰ぎ両腕を挙げたところで、ただ暗転するのかと思いきや、深紅の薔薇の花びらが【土砂降り】。

 

 あの大量の花びらを受けて立っていられる望海風斗さんすごすぎ。公式の写真を見てください。

 

カメラ公式の写真(1/27 マチネ)

出典:ワタナベ演技公式

 

↑この量。立ってられませんよ。

ふつう…絶望

 

東京はあと4回だったと思いますが、見にいかれる方は楽しんできてください。

 

カメラ今回の戦利品です。

 

ちなみに、翔真君のシャルル7世がかっこよくて、思わずアクリルスタンド購入しちゃいましたヒヨコ

 

 追記

1月30日 東京は千穐楽でした。

甲斐翔真くんのIG Storyです。