先日、松本先生のお別れの会から、早くも3か月がすぎようとしています。

 

 

 8月末は銀河鉄道999シネマ・コンサート 特別追悼公演に行ってきました。

 

カメラ今回はピクチャー仕様で。家宝にしますだ~。

 

 この日は午後半休をとって、国立新美術館のテート美術館展に行こうと目論んでおりましたが、ノルマを達成するために、14時30分まで仕事をしておりまして、間に合いませんでした。

 

 お昼をがっつり食べるつもりだったので、朝は紅茶のみ。ほとんど飲まず食わずで16時過ぎに日比谷のシャンテにいって、遅い昼食兼夕食を食べました。

 

カメラ麻布茶房のあんかけそば

帆立やエビやら海鮮たっぷり。中華そばもいい加減に焼き色がついていました。

 

 

スィーツセットの黒糖あんみつ

きなこと黒蜜の相性抜群。また、器も秋らしくていい感じもみじ

 

17時ごろに国際フォーラムに到着

開場は17時30分からなのに、もう案内が始まっていました。カフェでスマホを充電して、17時30分すぎに入場。

 

 

 

 

 

 いったん席の位置を確かめに会場に行きます。幸運なことに通路側でした。お手洗いに行ってからグッズ列に。2階に売り場があるんですが、列の最後尾はなんと5階(3階席)。目的のパンフレットが買えたのは開演3分前。なんとか間に合いました。(よかった~通路側で)

 

鉄郎「グッズがいろいろある~」とはしゃいだあとに、メーテルが「もう開演の時間よ」とプレッシャーをかけるナレーション。並んでいる身としては、冷や冷やしました。

 

カメラ会場

 

 

 

 私はもろもろの後付け設定が公開される前の頃の「銀河鉄道999」が好きです。もうひとつ好きなのは「1000年女王」。これもシネマ・コンサートを企画してほしいなと思います。「1000年女王」はサントラもCD化されていないので、CDかMP3で出してほしいなと思うのです。関係者の方、いかがでしょうか。

 

 

 

シネマコンサートは2021年に続いて2回目になります。

 

メモ前回のレポート

 

今回は、ウクライナ戦争が脳裏をよぎるからか、細かいところに目が行きました。まず、ハーロックの懸賞金のポスター。

 

ふんわり風船ハートハーロックの懸賞金

出典:映画『銀河鉄道999』(1979年)

 

 「とらえた者には良質のエネルギーカプセル1年分またはパフ365個」ということが書かれています。彼の価値を家1軒分と考えたら、今のお金にして、5千万円から1億円だと思われます。

 

 1年動くのに5千万円~叫び

 

 燃費悪すぎだし、機械化母星に体を束縛され監視もされます。機械化母星は「永遠の命」という歌い文句で莫大な利益を得ていたんですね。なお、「さよなら…」ではエネルギーカプセルは生きた人間から作られていることが描かれます。エネルギーがないと動けない→粗大ごみ→生きたままスクラップ…。

 

 今の私たちにも共通するところがあるかも。噂の新興宗教とか、推し活とか。

 

ふんわり風船ハートメーテル
 最近、メーテルに似てると思ったのは東京国立博物館にきている「赤の女王」の仮面。

 

 

 映画では作画の人がどのくらい意識したのかわからないのですが、目が虚ろな人です。声は笑っていても目が笑っていませんし、どこを見ているのかわからないので、人間味が少ない登場人物です。

 

 彼女もトチローのように、どこかに大きな記憶を格納する領域(マスター)があって、いろいろな時代にスレーブを飛ばしているということを松本先生は考えていたんでしょうね。

 

出典:銀河鉄道999 ビッグコミックスゴールド12巻

   「メーテルの旅」

 

「永遠の苦しみ」と語るのは、目の前で死んでいった若者達の思い出なのかなと思っておりました。人間は都合の悪いことはすぐ忘れますけど、メーテルは忘れることは許されません。集約して記録された膨大な悪夢はメーテルの精神を壊すほどだったかも…。

 

ところで、2010年代後半から、マーベルコミックが「バース」という考え方で映画を作ってますけど、この話は今から40年以上前なんですよね…。

 

この作品の背景の松本先生の思いに、やっと時代が追い付いてきた感じがあります。

 

ふんわり風船ハート機械化母星 惑星メーテルの崩壊

 

 今回、シネマ・コンサートのオーケストラの山場です。指揮者の粟田氏が全身を使って軽やかに指揮棒を振る姿に驚きました。生きた部品が声なき声をあげて「離れる~」という叫びのところは、シネマ・コンサートならではの迫力です。観客に向けた生きた音だからこそ、「死者の慟哭」を表現できるのではないかと思います。

 

 前回同様、鉄郎の希望に満ちた旅立ちを歌うタケカワユキヒデ氏のTAKINGOFF,銀河鉄道999。劇中歌を歌う小此木麻里さんの歌がすばらしかったです。

 

ただ、少し寂しそうに聞こえました。

 

出典:mariokonogi

 


 

 

 


 

出典:mariokonogi

 

 

最後に松本先生をしのんで、幼少のとき、お母さまに抱かれた姿から、2021年シネマ・コンサートの登壇の模様まで一連の紹介がされ、さらに、松本先生の偉業を振り返りました。

 

で、

 

「1000年女王」にも愛の手を…昇天

 

メモ過去ブログ記事

 

 

 

 

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