【読書】2022年6月に読んだ本 | いろいろといろ

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 今年は6月6日に梅雨雨に入り、例年よりも2週間早く6月27日晴れに明けちゃいました。

 

6月5日、横須賀線沿いの紫陽花あじさい

 

横須賀線の紫陽花あじさいマークをつけた列車

 

こんな列車も走ってます。

ホリデー快速 鎌倉(大船駅にて)

 

 


さて、今月の読書のキーワードは「安部公房」。

私に読書の楽しさを教えてくれた大学時代の友人もヤマザキマリさんが経験した壁を乗り越えてきたのかな…と思いました。

 

 

6月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:342
ナイス数:17

壁とともに生きる わたしと「安部公房」 (NHK出版新書)壁とともに生きる わたしと「安部公房」 (NHK出版新書)感想
100分で名著の「砂の女」を見ていたら、ヤマザキマリさんの「壁とともに生きる」を読みたくなりました。安部公房の著作は一部読んだことはあったんですが、壁の中にいるのにも関わらず、能力の壁は感じても民俗の「壁」、貧富の「壁」を意識して来なかった私としては、新鮮な解説書でした。印象に残ったのはマリさんのこの言葉「いったいどれだけの辛酸を舐め、どれだけの飢えと不条理を体感してきたんだろうという驚きである。『R62号の発明』(一九五三年)とか『鉛の卵』(五七年)のような、いわゆるSF的な短編の傑作もある。」
読了日:06月29日 著者:ヤマザキマリ

 


薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ コミック 1-14巻セット薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ コミック 1-14巻セット感想
相変わらずコネタが多くて単行本が出るのを楽しみにしています。雑誌でカラーだったページを電子書籍でカラーにしてくれているのは本当にうれしいです。
読了日:06月21日 著者:日向夏/しのとうこ,倉田三ノ路

 


NHK 100分 de 名著 安部公房『砂の女』 2022年 6月 [雑誌] (NHKテキスト)NHK 100分 de 名著 安部公房『砂の女』 2022年 6月 [雑誌] (NHKテキスト)感想
今月の100分de名著は安部公房氏の「砂の女」10代の頃にひととおり読んだと思ったけど、すっかり忘れていました。ヤマザキマリさんの熱のこもった解説を見て、やっと苦手だった部分が解析できました。 今、「映え」や「いいね」を求めて無茶をする人が多いけど、その人は「いいね」が【壁】または【行動の制限】なんだろうなぁとつらつら思いました。
読了日:06月21日 著者:

 


ミステリと言う勿れ(11) (フラワーコミックスα)ミステリと言う勿れ(11) (フラワーコミックスα)感想
1本目の認知症のお話は、作者にも思い入れがあるようで、雑誌連載時よりもシーンや背景が書き足されていました。 自分の高校も大正時代のものだったにもかかわらず、土足だったので床が抜けそうだったことを思い出しました(もうないけど)。 鳴子巽のお話では、ナズナ(ナズナの英語の花言葉: 「I offer you my all(あなたに私のすべてを捧げます)」)の絵が気になります。7巻に出てきた喜和さんの花の絵を思い出しました。
読了日:06月21日 著者:田村由美

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