2022年。
なぜか最近仕事の濃度(考えることが多い)や密度(案件が多い)が高く、脳が疲れているこの頃です。作業フォルダに入れた資料を仕分けを仕出して、隙間が見えてきました。
そんなかんなで、すでに半分が過ぎようとしています。
ところで、今回レポートするメトロポリタン美術館展は「絶対にプログに起こさないと…」と思っているうちに、2022年5月30日(月)に盛況のうちに終了しました。
私が行ったのは2022年2月20日の小雨の日
特に見たかったのはラトゥールの「女占い師」
カラバッジョ26歳のときの作品「音楽家」の隣にありました。
もうひとう見に行きたかったのはこの絵。
マリー・アントワネットの肖像画家として有名なビジェ・ルブラン夫人の亡命前の傑作といわれる「ラ・シャルトル夫人(1789)」
(抜粋)
夫人は物憂げな表情をして本を手に腰掛けており、優雅であると同時に自然主義的に描かれている。彼女は白いモスリン・ドレスを着ているが、これは当時マリー・アントワネットが着て以来流行になった、コルセットが必要ないシンプルなドレス
である。ヴィジェ=ルブランはこのドレスを好み、自画像を含む多数の作品でモスリン・ドレスを描いている。
(抜粋ここまで)
この「ラ・シャルトル夫人」と合わせて見たかったのは、現在スコットランド国立美術館展で展示されている、レノルズ(イギリス)の「ウォルトグレイブ家の貴婦たち(1780)」
出展:greats2022
実は、私この2枚の絵を見るまで、このドレスは「風俗」だと思っていたんです。でも、マリー・アントワネットが流行させた「ファッション」だったと閃いた2枚でした。当時のフランス王妃の影響力の大きさ!!
彼女は自分が好きだったドレスを着て断頭台に向かったのだなと胸アツでした…。
※↑これは展示会にはありません。
ヨハネス・フェルメール「信仰の寓意」
出典:@TheMet_exhn(メトロポリタン美術館展インスタ)
この絵の説明は以下の書籍が詳しいです。
偶像崇拝を許さないプロテスタント教国となったオランダ。その中で、まだまだ多かったカソリック教徒は公的な礼拝を禁じられ、ひっそりと礼拝を続けたそうです。
地球を踏む女性の足は、カトリック教会が地球を支配することを示唆し、蛇やリンゴは旧約聖書に基づく邪悪や原罪の象徴などなど。
また、これもよかったです。
ルカス・クラーナハ (父)のパリスの審判
出典:@TheMet_exhn(メトロポリタン美術館展インスタ)
ルカス・クラーナハ (父)の描くヴィーナスは、いつも当時の風俗の帽子をかぶっているのが不思議なんですよね…。
■ご参考
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