4月1日から公開されている「アネット」を見てきました。見に行った理由は、アダム・ドライバー、マリオン・コディヤールが主演であること、カンヌ映画祭 オープニング作品で監督賞受賞、予告編を見て、「韓国ミュージカル陣営が上演しそう」「キム・ジュンヒョンさんがやりたそう…」などなど。
期待は裏切られませんでした。
できれば、もっと大きな音響がいい映画館で見たかった~。
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記事:

受賞歴:
カンヌ国際映画祭 監督賞受賞
セザール賞 最優秀監督賞含む5部門受賞
■ネタバレ感想
以降ネタバレです
全編、ロックオペラ。最初から心をつかまれました。
※最初だけ公開されています。
チャンネル:ユーロスペース
コメディアンのヘンリー(アダム・ドライバー)、オペラ歌手のアン(マリオン・コディヤール)が恋に落ちた瞬間から始まります。
出典:映画「アネット」公式
We love each other so much.
甘ったるい愛の歌の交歓
アネットが生まれたときは、二人とも人気が絶好調でしたが、
でも、ヘンリーは時代に取り残され公演は中止が相次ぎ、アンは売れっ子オペラ歌手になり、二人の格差が広がります。だんだん酒浸りになるヘンリー。そして、ヨットで旅行中、嵐の中でアンを失ってしまいます。
出典:映画「アネット」公式
アンはアネットにとりついて、ヘンリーをのろうことを誓います。そのせいか、アネットは赤ちゃんなのに、素晴らしい声で歌を歌い始めます。
「金になる」と確信したヘンリーはまだ2歳にも満たないアネットと巡業に出ます。アメリカだけでなく、ヨーロッパから日本まで。
(実は渋谷のユーロスペースがロケに使われています。知らなかった~)
ところで、アネットは木製のパペットなんです。おそらく、酒欲に溺れたヘンリーの眼には、赤ん坊は人形にしかみえなかったのかもしれません。
ヘンリーはひょんなことから妻の元カレを殺害。それをアネットは目撃します。そして、それを最後の公演で、数万人の公衆の面前でヘンリーを告発します。
ヘンリーは逮捕され、殺人現場になったプールも調査され、収監されることになります。そこにアネットが訪ねてきます。そこではじめて、人間の女の子として現れます。彼女が歌うのはこの歌。
Now you have nothing to love.
ヘンリーとアンが歌ったこの歌と同じ旋律で歌い出します。
We love each other so much.
アンとの思い出の歌で否定されながら、映画は幕を閉じます。
アダム・ドライバーが演じたヘンリー役を、韓国のキム・ジュンヒョンさんに演じてほしいなぁとそればかり思って映画を見ておりました。