【時事】アフガニスタンから中村哲氏の肖像 消される | いろいろといろ

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医師としてアフガニスタンに出向いた際、きれいな水があれば多くの病気と帰還難民問題を解決できるとして、福岡県朝倉市の山田堰をモデルにして、クナール川からガンベリー砂漠まで総延長25kmを超える用水路の計画を主催し、完成に導き、約10万人の農民が暮らしていける基盤を作った中村さん。

 

■2019年12月4日 

アフガニスタンの東部ナンガルハル州の州都ジャラーラーバードにおいて、車で移動中に何者かに銃撃を受け、右胸に一発被弾した。負傷後、現地の病院に搬送された際には意識があったが、さらなる治療の為にパルヴァーン州バグラームにあるアメリカ軍のバグラム空軍基地へ搬送される途中で死亡した。なお、中村と共に車に同乗していた5名(運転手や警備員など)もこの銃撃により死亡した。中村が襲撃されたこの事件に対してターリバーンは報道官が声明を発表し、組織の関与を否定。一方でアフガニスタン大統領のアシュラフ・ガニーは「テロ事件である」とする声明を発した。

出典:ウィキペディア

 

 アフガンでは、中村さんに代わる献身的な人は現れず結局タリバンの勢力を増してしまったのかなと想像しています

 

 

そして、

中村哲さんの貢献をたたえる肖像なんですが、

出典:共同通信


 

中村さんの肖像が削除され、主要言語のひとつパシュトゥー語で「独立おめでとう」と書かれたそうです。

出典:共同通信

 

 

最後の反対勢力を制圧するタリバンの兵士達

 

出典:AFP●BBNews

 

出典:AFP●BBNews

 

 

  この人たちは誰のために戦っているのでしょうか。単に戦うことを楽しんでいるように見えます。

銃を撃つのにためらいも何もないような、

恩がある人でさえ、その恩をなかったことにするような

感じがします…。

 

 

↓タリバン政権はこの人達を御せるのかしら。

 

出典:AFP●BBNews

 

 あの兵士達が、この人達の理念を理解して契約しているようには思えず…。本当はガニ大統領が国外に持ち出したと言われる巨額の国費をあてにしてたんではないでしょうか、兵士への褒賞として。

 

 それに、兵士達も最後の勢力を制圧したら、次のポストはなくなるのをわかっていると思うので、引き伸ばしているんじゃないでしょうかね…。

 

 兵士の中に不満分子が増えたところで、反勢力が買収をしかけるかも…?。年末くらいにまた動きがあるかもしれません。小泉さんが菅さんに引導を渡したように。

 


 

 

ところで、タリバン新政権は中国にこんな要望を出しているそうです。

 

読売新聞:

タリバン、「一帯一路」のアフガン拡大要望…中国・パキスタン経済回廊

 

(概略)

 イスラム主義勢力タリバンのザビフラ・ムジャヒド報道官は、中国とパキスタンが進める大規模インフラ(社会基盤)整備事業「中パ経済回廊(CPEC)」を、アフガンまで拡大するよう呼びかけ。

 

出典:読売新聞

 

タリバンのメリット:

 欧米の投資が見込めない中、タリバンは中パの投資を呼び込み、新政権発足後の経済活動を活発化させたい

 

叫び課題:

パキスタンで中国人襲撃を重ねているタリバン支持の反政府武装勢力「パキスタン・タリバン運動」の動きを抑えることが必要。

 

中国のメリット:

 「一帯一路」の計画に近づく。

 アフガニスタンの地下資源

(参考)中国問題グローバル研究所

 

叫び課題:

 この1000年以上にわたる気質では、表面的な言葉や褒賞では満足しないと思います。毒をもってその血を制すのか、その血にやられるのか…。やられる前に、新疆ウイグル自治区と同じように強制収容所に入れてイスラム教徒の思想改造をするのか…。

 

 

よく考えてみたら、お互い相容れるかどうかは微妙。今まで中国の新疆ウイグル自治区のやり方にはずっと反感をもっていたけれども、やむを得ないのか!?

 

 


 

 

中村さんのように10万人の国民を救った人であっても、結局その人を殺してしまうような国だから…。銃を花束という最強の武器に持ち帰る日はいつ?

 

 

出典:バンクシー「花束を投げる男」

 

 

 

 

(ご参考)以下中村哲さんの著作です。