今年の5月、外国人投資家が韓国を離脱しているということをメモしておりましたが、さらに加速しているようです。
出典:朝鮮日報 2019年 12月6日
(抜粋)
外国人投資家の韓国離れが尋常ではない。5日のソウル株式市場ではメーンボードに当たる有価証券市場で外国人による売り越しが688億ウォン(約63億円)に達した。11月7日に始まった連続売り越し日数は歴代5位の21営業日に達した。この期間に外国人による売り越しは累計で5兆ウォンを超えた。同じ期間に外国人が台湾株式市場で約7兆ウォンを買い越したのとは対照的だ。6日も外国人の売り越しが続けば、2015年12月2日から16年1月5日に記録した22営業日連続の売り越し(歴代4位)に並ぶ。歴代最長記録は世界的な金融危機が起きる直前の2008年6月9日から7月23日までの33営業日連続だ。 外国人による「韓国売り」は専門家も予想できなかったことだ。
当初専門家は11月末(11月26日に世界の株式市場でベンチマークとなるモルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)の新興市場(EM)指数で中国の組み入れ比率を高め、韓国の組み入れ比率を引き下げるリバランシング(再調整)が終わるから)には外国人の売り越しが沈静化するとみていた。
(抜粋ここまで)
で、以下のような分析が行われています。
■外部要因
(≒韓国格付けが低いからOR戦争が起こりそうだから)
ハイ投資証券のアナリスト)パク・サンヒョン氏:
・11月にMSCI指数のリバランシングによる影響が大きい上、米中貿易交渉の不確実性、香港問題に関連する不安感の拡散なども無視できない不確定要素として作用した。
・米国と北朝鮮が最近互いに「武力使用もあり得る」と緊張を高めていることも韓国株式市場に悪影響を与えた。
NH投資証券のアナリスト、ノ・ドンギル氏:
・米国と北朝鮮の首脳が鋭く対立しており、今月中旬になると地政学的リスクがさらに高まる可能性がある。
■内部要因
(≒半導体業界が不況だから→日本の輸出規制が遠因か?)
朝鮮日報: 韓国経済に対する否定的な見方も一因だ。韓国の信用格付け会社、ナイス信用評価が4日発表した「2020産業見通し・産業リスク評価結果」によると、評価対象40業種のうち、来年の業況が今年よりも改善するとみられる業種は皆無だった。
アジア太平洋企業格付け担当理事)パク・ジュンホン氏:
半導体の業況は来年半ば以降、小幅な回復はあり得るが、本格的な回復とは言えない。
内部要因があるから外部の格付けも低くなるんであって…('◇')ゞ。マスコミの「内部は悪くない。外部が悪い」という論調について、誰も何も言わないのかしら。そもそも景気が半導体だけで決まるなんてもう今後あり得ないのでは。
そんな中、日本ではHDD盗難事件で世界最悪の個人情報漏洩事故。こういう状態になったら、今までのPCは形を変えると思うのですよね。私は仮想関係のシステムを持っている会社の株が上がるとにらんでおります。
私が思う一番の要因は、前も書いたように、約束を守らず、虚偽ばかり言って、外国人の投資家を守らないどころか攻め立てるからだと思っております。
■先日のイベントも閑散とした店内が気になりました…。
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