昨年、好評だったMataHari.
今年、リメイクされてまたまたリリースされました。
旧作とどれだけ違うかというと、3分の2くらい、リメイクされていました。その違いを一言でいうと、
「ムーランルージュ」があるかどうか。
そもそも、マタハリが「ムーラルージュの専属アーティスト」だったように描いているのはこのミュージカルとコトバンクだけで、本家本元ではまったくスルーされています。
伝記を読んでいる人は架空の話だからと思うかもしれませんが、なまじっかマタハリの実際の生涯を描いているだけに、「誤解する人もあるかもね~」なんて思っておりました。さらに旧作ではムーランルージュの支配人が軍に協力してマタハリを使ってスパイさせたという解釈もできなくはないんで、海外に売り出すにあたって、たくさん課題をはらんでいたのだろうなと勝手に想像~
。
では、劇中曲はどうなっていたかというと、まったくなくなっているわけではなくて、効果的にちりばめられていると思いました。
例えば、第一幕での最初の見せ場のマタハリの踊り
(出展:NewsCulture)
これは第二幕のオープニングアクトになっておりました。衣装は上の写真のままで赤い覆面を付けた女性ダンサー8~9名のダンスとなりますが、第二幕のラストの暗示をするかのように、彼女たちにからんでくる男性スパイを刺殺してしまいます。
その決めポーズがまるでミュシャが描いた愛のために自分の子供を殺してしまったメディア。
この振り付け、ライティング、衣装がかっこよくて!!
。
残念なのは、アルマンの「あの高いところに」がなくなってしまってました。
■旧作
(出展:NewsCulture)
それと同僚との絡みが少なくなっていることでしょうか。ただ、第一幕の後半では激戦地に飛ぶアルマンの部隊に葛藤も描けてかれており、その直後、アルマンをおいかけてきたマタハリがアルマンが飛び去った後を見送るシーンとなっており、旧作より寂寥感を増すしかけになっていたと思います。
■旧作
#このときの感想→(★)
■新作
(出展:@ivanmenchell)
それと、マタハリがアルマンの墜落を知るシーンがこの格納庫だったということも前作に比べてよかったと思います。前作はムーランルージュで酔いしれる兵士の間をマタハリがアルマンの消息を聞きにまわるのですが、相当ブラックに思えて・・・→(そのときの感想)
■今回は無事の帰還を祈るシーンが追加
(出展:@ivanmenchell)
また、美術も改善されていました。
■アルマンが墜落した森
前回は激戦にも関わらず、うっそうとした森の中(パンフレットにはまだありました)でしたが、今回は木々も地面も焼けただれた様子が描かれています。そして、衣装も焦げて破れて血にまみれていて、戦争の恐ろしさを垣間見せるものとなっておりました。
で、これはきっとアルマンファンのためのボーナスだと思いますが、旧作ではださい軍服でマタハリと邂逅するのですが、今回はスーツで~す
。
ではでは。









