インフェルノを見てきました。
■オフィシャルサイト
ダン・ブラウンさんのミステリーは知的探検。また、音響のいいスクリーンで観賞したので、臨場感たっぷりにフィレンツェを楽しむことができました。
「この門をくぐる者は一切の希望を捨てよ」(地獄の門)
これは、ダンテの神曲でベアトリーチェに導かれて、地獄の門に入るときに門に刻まれている言葉。この映画の原作を知りませんが、最初にこの言葉を持ってきて観客に問いかけを投げるなんて、ロン・ハワード監督と脚本家さんはすごいです。
独り身だけどリア充の教授は相変わらず、「何の希望もない」とこたえるんですが、それにしても、シェナのいうとおり、「質問によって、脳が活性化する」もんです。
ロケーションも魅力的です。
特に印象に残ったのは以下。
★フィレンツェの彼らが追っ手を振り切るボーボリ庭園、
★謎を詮索するヴェッキオ宮殿(500人広間のヴァザーリ作「マルチャーノデラキアーナの戦い」に「Cerca trova」の文字、ダンテのデスマスクがあるらしい)
★最後のクライマックスのイスタンブールの地下宮殿。
久しぶりに脳内の血のめぐりがよくなった感じがします。
■関連リンク
Imdb -Inferno (I) (2016)
<映画10/28公開決定!>ダン・ブラウン著『インフェルノ』に登場するスポットをめぐる旅