
1・会場:世宗文化会館・大劇場
■景福宮

昨年いったファンミーティングの場所はあの山奥でしたよ~。
■で、その前にある世宗像。

■で、世宗像の左に世宗文化会館・大劇場があります。

2.配役
■6月27日15時の回の配役

ANATOLY :ケン
FREDDIE :シン・ソンウ
FLORENCE :イ・ジョンファ
MOLOKOV :キム・ボブレ
WALTER :パク・ソンヒョ
■6月28日20時の回の配役

ANATOLY :ケン
FREDDIE :イ・ゴンミョン
FLORENCE :アン・シハ
MOLOKOV :キム・ジャンソプ
WALTER :パク・ソンウ
3.幕構成
Wikipedia-musica CHESSを参照すると2008年に各国で上演されたものに近いと思われます。
(以下引用)
※[]は今回のミュージカルの設定。
第1幕Prologue Instrumental
[1956年 ブダペストハンガリー動乱]
幼いFLORENCEが父親と引き離され、アメリカに亡命する。
[1987年 バンコク]
The Story of Chess 審判員、アンサンブル
Merano / What a Scene! What a Joy! / Merano (Reprise) 市長、アンサンブル、コーラス、フレディ、フローレンス
Commie Newspapers-フレディ、フローレンス
Press Conference-フレディ、フローレンス、リポーター
Molokov and Anatoly-モロコフ、アナトリー
Where I Want to Be-アナトリー、アンサンブル
Difficult and Dangerous Times-フローレンス、モロコフ、ウォルター、アンサンブル
The Arbiter-審判員、コーラス
Hymn to Chess-アンサンブル、コーラス
The Merchandisers-アンサンブル、コーラス
Global TV Fanfare-Instrumental
Chess Game #1-Instrumental
The Arbiter (Reprise)-審判員、コーラス
Quartet (A Model of Decorum and Tranquility)-モロコフ、フローレンス、審判員、アナトリー
Florence and Molokov-モロコフ、フローレンス
1956-Budapest is Rising-アンサンブル、フレディ、フローレンス
Nobody's Side-フローレンス、アンサンブル
Mountain Duet-フローレンス、アナトリー、フレディ
Chess Game #2-Instrumental
Florence Quits-フレディ、フローレンス
Pity the Child #1-フレディ、フローレンス
[アメリカ大使館]
Embassy Lament-公務員
Heaven Help My Heart-フローレンス
Anatoly and the Press-アナトリー、リポーター
Anthem-アナトリー、アンサンブル、コーラス
第2幕 Golden Bangkok-Instrumental
[1988年 ブダペスト(ハンガリー)]
One Night in Bangkok-フレディ、アンサンブル
One More Opponent-アナトリー、フローレンス
You and I-アナトリー、フローレンス
The Soviet Machine-モロコフ、アンサンブル
The Interview-ウォルター、フレディ、アナトリー
Someone Else's Story-スヴェトラーナ
The Deal-審判員、モロコフ、スヴェトラーナ、ウォルター、フローレンス、フレディ、アナトリー、アンサンブル
Pity the Child #2-フレディ
I Know Him So Well-フローレンス、スヴェトラーナ
Talking Chess-アナトリー、フレディ
Endgame #1-コーラス
Endgame #2-モロコフ、フレディ、フローレンス、アンサンブル
Endgame #3-アナトリー、スヴェトラーナ、フローレンス、アンサンブル
[空港]
You and I (Reprise)-フローレンス、アナトリー
Walter and Florence-ウォルター、フローレンス
Anthem (Reprise)-フローレンス、アナトリー、カンパニー
(概略)
舞台は米ソの冷戦末期。1988年、バンコクで開催されるチェスの世界一選手権。時の世界チャンピオンはアメリカ合衆国のフレディ。彼のセコンドにはフローレンスがいる。対戦相手はソビエト連邦のアナトリー。チェスの天才フレディはフローレンスの忠告もむなしく、記者会見で対戦相手を罵り、記者達から非難をあびせられる。天才チャンピオンの成功と孤独に苦しむフレディ。一方、アナトリーは共産主義のソビエト連邦という国家を背負ってチェスをプレイすることの重圧に苦しんでいた。
競技場には、彼らの世界を冷静に審査するアービターがいる。精神的に追いつめられたフレディは試合を放棄、それによりアナトリーが不戦勝で新たな世界チャンピオンとなる。葛藤の中で、敵味方であるはずなのに恋に落ちてしまうフローレンスとアナトリー。アナトリーには故郷に残してきた妻と子供がいたが、フローレンスは 1956年のハンガリー動乱で親を失くした孤独な身の上だ。アナトリーは亡命を決意する。
1988年(#これはソウル・オリンピックの年やね~)、再びチェスの世界選手権がハンガリーのブダペストで開催。世界チャンピオンであるアナトリーは出場者としてフローレンスと共にこの国に来ていた。そしてこの地に、テレビ業界に転身したフレディ、アナトリーの妻スヴェトラーナも現れる。試合を前にKGB(旧ソ連国家保安委員会)、CIA(米国諜報機関)の思惑も交錯する。
(ネタバレ)
フローレンスは彼女の父と再会し、そしてアナトリーの妻と逢い、心が揺れる。その葛藤の中、アナトリーはフレディと戦い、負ける(EndGame)
妻とソ連に戻る飛行機に乗る空港でアナトリーはフローレンスと別れ、フローレンスはブダペストに残ろうとするが、実は父は死んでいたと伝えられチェックメイトを宣告。
ソ連側の勝ちのようにみえるが、実はこの後、1989年、東西ドイツが統一し、冷戦が終結。1991年にはエリツィンのクーデターおこり、ソビエト連邦は崩壊。彼らの人生の葛藤を暗示した形で幕を下ろす。
さて、感想です。
オリジナルの趣旨からすると、今回の配役は難ありかもしれないなと思いつつ、難しい役柄アナトリーに挑戦したケンちゃん、SHINeeのキー君、お疲れ様でした。CHESSはお国柄のアメリカとソ連の対比を色濃く描いているので、当時の雰囲気をよく知っていると思われるモロコフ役に左右されるところがあるかなと思いました。
6月27日は相手役のフレディーは、三銃士のときにもアラミスを演じていたシン・ソンウさん。この方は「男性」を強く出したパフォーマンス。方や6月28日のイ・ゴンミョンさんはどちらかというと「心情」を強く出すパフォーマンス。だから、ケンちゃんは演じ分けが大変だったように見えます。
わりとイキイキしていたのは6月28日のほうだったかな…。
#実は6月27日はBブロックの15列目で28日は運よくDブロックの2列目だったので、近いほうがイキイキしてみえたのかもしれません

女優さんは6月28日のアン・シハさんのほうがフローレンスに強く思い入れをしているように思いました。第二幕、ハンガリー動乱で別れた父を思う歌では、心情がよく表れていました。
最後、Endgameで「チェバル」と叫ぶところは、それまでロボット的だったアナトリーがやっと人間的な部分を爆発させるところ。
策略と時代が交差する中で、亡命、フローレンスとの愛と別れ、妻との再会で、人間であることを取り戻したのかな…と前向きに考えたい展開でした。
6月27日はあきらかにケンのファンの人がスタンディングしている感じでしたが、6月28日は観客ほぼ全員がスタンディングオベーションでした。特にアン・シハさんアンコールでは感極まって泣いてた様子でした。そして、ケンちゃんが現れると大歓声。
チェス盤を模した壁の向こうに消えていくところでは、ケンちゃん、上手側をちょっと振り返って、客席をみていたような…。
ではでは。
■関連サイト
Wikipedia-musica CHESS
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■動画関係
Musical CHESS キャスト紹介
Musical CHESS teaser