
1991年7月に公開されたガス・バン・サント監督の「マイプライベート」が、渋谷ユーロスペースで5月30日まで15時~17時にイベント上映されています。今日が最後の機会なんで行ってきました。
今日は100人ほど入るスクリーンが満席。業界っぽい人が多かったみたいです。
内容については有名なんで、ここでは感想だけ。
以前はこの映画に生きているストリートボーイ(実際、それを職業としている人も出演)というのが、信じられず、頭で一所懸命理解をしようと頑張っていました。今のほうが、するするっと彼らのセリフが心に響いてくるのは、少なからず、ちょっとは成長したのかも。
黒い真珠ってこの映画の中のキアヌのためにある言葉。久しぶりに見たけれど、後ろ姿だけで、すごい存在感がありますよね。そして、役柄を超えてリバーに見せる瞳の奥に煌めく光。
この映画の結実した2人の絆を見て、ふとリバーが近くにいるんじゃないかって錯覚しちゃいました…。そして、彼を地上に引き寄せているのは、どんなに時間がたっても、リバーという友人のことを思い続けているキアヌの強い気持ちもあるのかな…と。
なんだか、とても美しいものを見た気がして、映画館を後にしたんでした…

■関連ブログ
9月4日 『イルマーレ』 プレミアイベント