なぜ、ルーブル美術館に彼の作品がないのか、ずっと疑問でしたが、その後、いろいろな歴史書を読み解いて、その理由についてはなんとなく想像できています

#そりゃ、宗教的、経済的ライバルの国のロイヤル・アカデミーの画家を自国にもってくるなんてことしないですよね…。やっぱりいろいろと確執があったのかなぁ…なんて。
■上野公園にあった案内

■東京都美術館


#やっぱ子供って鏡が好きね~

一番、気に入った絵はこれです。
1842年に描かれた「平和-水葬」

ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー「平和―水葬」
1842年発表、油彩・カンバス、87.0×86.7センチメートル、テート美術館蔵
(C)Tate 2013-2014
当時はあまり評価されていなかったのが意外です。きっと、画家は国と国としての戦いの勝利の結果というよりも、「長い戦いの中で喪われた人々の犠牲にたった平和」を表現したかったんじゃないかと思うんですが…。
ちなみに、下に水鳥が飛んでいます。これはターナー(Joseph Mallord William Turner)のミドルネームMallordをもじって、mallard(マガモ)を描いているんだそうです。
また、展示には、彼のスケッチや完成に至るまでの習作も展示されています。特に面白かったのは、「カラービギニング」。
説明によると絵にする前に、空や山、水を見て彼が感じた色を輪郭も描かずにスケッチに残しているんです。パッと見て、何を描いているのかはまったくわからないのですが、画家の筆の跡を見ることができます。
#画家のひととなりも想像しちゃったりして…。
いろいろ描きましたが、日本でこじんまりときっちり見て、テート美術館に行くと、ターナーのすごさをより実感できそうです。来年あたりにはまた行きたいなぁ…。
さて、上野公園をぶらぶらしていると、夏は終わってしまっているのに、ボロボロの羽をしたアオスジアゲハに出会いました。

元気に花の蜜をすうアオスジアゲハ。
今はもう今夜の嵐で、跡形もなくなっているよう気がする…

でも、来年には、君の子供たちにまた会えるよね?
今回、初めて東西めぐりんに乗りました。

上野公園から15分間隔で浅草寺や東京スカイツリー方面に出ています。所要時間10分~15分、運賃200円でお手軽かも…です。

ではでは。
■関連リンク
ターナー展