登壇者は監督の出渕裕監督と沖田十三役の菅生隆之さん。
■新宿ピカデリーに展示されていた次の章のタペストリー

今回のトークは、第6章で非業の最期を遂げるガミラスのドメル将軍の話が主でした。私が行った回は残念ながらドメル将軍役の大塚明夫さんは登壇していなかったんですけれども。
撮影のエピソードとして印象的だったのは、スタジオに全員が入りきらないため、ガミラス(敵)とヤマト組と別れて収録するのですが、たまたまその日菅生さんが早めにきていたので、ドメル将軍がやっと沖田館長と相まみえて、死亡する場面をその場さながらに演じたそうです。
そんなことを聞くと、第六章の第20話は姿勢を正して、見なければいけないという感じですね。
また、役作りについてMCから聞かれると、菅生さんがおっしゃるには、「あらかじめ作っていた人物像とそう変わってはいない」とのこと。1年以上もまとまった話数で上映を続けるので、今回のような形式だと、最初と最後で人物像が変わるとおかしなことになるのですが、やっぱり、出渕監督の見る目は違いますね。
そういえば、出渕監督。作りたい作品があると、候補の声優さんにつばつけてまわるそうですが(笑)、ドメル将軍役の大塚明夫さんもその一人だったそうです。
「○○という飲み屋で、大塚さんにお会いしたときに『この作品でぜひ!』と言っていたそうです。飲み屋の話というのはあまり実現しないことが多いのですが、これは実現しました(笑)」
また、旧作の7色星団についても設定の裏話がありました。実際にマゼラン星雲にはタランチュラ星雲という小さい星雲があるそうです。いろいろ考えた末に
「どうせ、船と飛行機なんだから、イオンで7色に輝く空で考えよう」
とわりきったそうです。実際の映像では光学式レーダーで有視界で戦闘が繰り広げられます。今回の見せ場はその艦載機の戦いですかね。ただ、大型の戦艦でも難所なところを艦載機が行けるのかどうかというのは、ちょっと疑問の余地ありですが(^^;
ちょっと話を知っていると、映像でも楽しめますね~。
■新宿ピカデリーの階段の宇宙戦艦ヤマト2199各章のポスター

■紀伊国屋書店のイベント告知ポスター

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ねたばれですが、
今回、なんと雪さんがガミラス兵にイスカンダル王家の人間と間違われてさらわれてしまいます。第7章に向かってドキドキハラハラの展開…。
その場にいない人のことを強く想う気持ちって、心を打たれるのですよね。
昔、好きだったサイトさんにあったそのテーマのイラストです。主人公の古代が地球に残してきて生死もわからない恋人のことを想う気持ち、それをテーマにしたのだそうです。マスターさんの許可を得て、名前を伏せてアップしました。

次回の上映は2013年8月24日、
ちょうどSHINeeの活動の合間でよかった…とほっとしているところです(^^;