【東北・関東大震災】広瀬隆の「危険な話」は絶版だけれど・・・ | いろいろといろ

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 1986年に起こった連のチェルノブイリ原子力発電所で重大な事故が発生した。その結果、放出された大量の〈死の灰〉は世界的規模で深刻な環境汚染を引き起こしつつあります。今後その影響はどのように現われていくのか?日本の原発に事故の危険性はないのか?原発の建設を推進する原子力産業の正体とはそもそも何なのか・・・・を問うた問題作が広瀬隆氏の「危険な話」でした。

 今、福島の原子力発電所が事故になり、またクローズアップされております。が、Amazonでさえも一時在庫なし状態。この内容をてっとりばやく知りたいという方は、山岸涼子のこちらがおすすめです。

ブルー・ロージス―自選作品集 (文春文庫―ビジュアル版)/山岸 凉子

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 この短編集の中におさめられた「パエトーン」に広瀬隆の「危険な話」のエッセンスが込められております。ぶっちゃけこんな感じでしょうか。

 原子力発電に使われるウランは太陽が超新星になるときに放出する物質。それを人間が御することができるのでしょうか。その廃棄物でさえもてあましているのに。それはギリシャ神話で見栄のため父アポロンの日輪の車を御しようとして、地上を焼いてしまったパエトーンと同じ愚行をしようとしているのではないか・・・そういう警鐘をタイトル「パエトーン」にこめた作品です。

 そして、山岸涼子氏が片隅に落書きのように書いてあった言葉、読んでから20年も経つのにまだ覚えています。

 「今でももう十分便利です」

 なのに、どんどん私たちは電気の消費を増やし増やして、ここまできてしまいました。当時、携帯電話なんてほんのわずかな人の持ち物だったのに、今では一人で何台もPCや携帯を持って、仕事しています。本当に、電気による力を享受してきたんだなぁと実感。銀行の振込みも、海外への送金も歩きながらできてしまいますし・・・あせる節電というか、何が大事かっていま立ち止まって考えなくてはグー

 ところで、今日の東京電力のHP、1時間の電力の使用状況をグラフ化していました。

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 みんなの頑張り具合が見える見える~目



 そんなかんなで、節電して照明を落としているお店が多いのですが、なんか、今のほうが雰囲気が優しくて、みんなが頑張っているのが見えて、暗いけどちょっとあったかく思えます。

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※3月19日のスーパー・ムーンの夜。


■関連リンク■
ノーニュークス・
アジアフォーラム
に今回の原発事故について、広瀬隆氏のインタビュー

※NHKのスペシャル番組でもIAEAが「日本からの発表内容は信頼できない」と言っていた意味がよくわかりませんでしたが、このインタビューを読んで、ちょっと想像ができるような・・・・。