今日も特に新しいことのない一日だった。

とりあえず成功するまでは条件を少しずつ変えながら同じ実験を繰り返すしかない。基本ではあるが、毎日同じ作業をしていると停滞感が否めない。早いところ今やってるサンプルのクローニングを成功させて次のステップに進みたいものだ。

唯一新しいことと言ったらメディカルスクールに行ったことくらい。完成したプラスミドをsequencingに出したかったのだが、life sciences institute内にあるsample submission deskが開いている時間内にサンプルの準備ができず、仕方なくメディカルスクールにあるメインオフィスまで行くはめに。chemistry buildingからそれほど遠くはないのだが、外が暑くて結構しんどかった。やはりメディカルスクールはchemistryとは雰囲気が違った。具体的にどこが違うのかは言葉にできないのだが、なんとなく空気が違うのである。今のところメディカルスクール内のラボでローテーションをする予定はないのだが、undergraduateがいない環境というのも研究をするにはいいのかもしれない。

明日もラボには行く予定だが、、今日transformしたサンプルのプレートを確認するだけのなのですぐに終わるだろう。天気予報によると明日の最高気温は88度。暑くなりそうだ。

今朝、大学に向かうバスの中でおもしろいものを見つけた。

日本でもある「車内での携帯電話のご使用はご遠慮ください」みたいな広告(?)である。

タイトルは"Courtesy counts!"。その下に3つのitemが書かれていた。

まず一つ目は、

Please keep your personal and cell phone conversation quiet and private.

これはまぁ一般的だしよくわかる。

続いて二つ目。

Please refrain from swearing and offensive language.

アメリカならではといったところか。これが日本で車内に張り出されることはまずないだろう。電車やバスの中でswearingを耳にすることなどほとんどないし、日本語にそういう表現自体があまりない気がする。

そして三番目。

Please use earphones when listening to electronic devices.

これには思わず笑ってしまった。日本なら「音量に注意して下さい。」となるところだろうが、ここは違う。まず音楽を聴くのにイヤホンを使ってくださいとお願いしているのである。もちろんイヤホンを使わないで音楽を聴いている人がいるという現状があってのものなのだろうからおもしろい。日本では、20年以上生活したが、電車内でイヤホンなしで音楽を聴いている人は記憶にない。


一言で片付ければ文化の違いということになるのだろうが、こういう細かいところにも微妙な違いが表れているという事実は興味深いと思う。

今日は丸一日miniprepに費やしてしまった。そんなに時間はかからないと思っていたのだが、やはり70サンプルともなると遠沈の待ち時間だけでもかなりかかることに気づいた。

午前中に3分の1ほど終わらせ、その後mini group meeting用のhand outに修正を加え、meetingに出席。名前の通り本来は少人数のグループで簡単に終わるはずなのだが、今日は自分が参加したグループだけでなんと12人も出席。結局全員が発表終わるまで2時間もかかってしまった。ラボのsenior grad studentいわく"longest mini group ever!!"とのこと。さすがに長すぎるのでおそらく次回からグループ編成が変更されることになるだろう。

meeting後もminiprepを続け、結局終わったのが5時半。

月曜に提出したplasmidのsequencing結果が返ってきたのだが、なんと全て"no bands, no data"。。。。。

どうやらよくあることらしいのだが、初回から上手く行かないとやはりいい気分ではない。仕方ないので、もう一度ligationからやり直すことに。とりあえずligationしかけておいたので明日の朝一番でtransformする予定。今度はうまくいってくれるといいのだが。明日、transformすると土日にminiprepをやらなければいけなくなるが、今回はサンプル数も少ないからそんなに時間はかからないだろう。土日はDNA sequencing core facilityが開いていないので、週末にplasmidを作っておけば月曜の朝には提出できそうだ。