五鹿山キャンプ場のフリーサイトは区画が割り振られている。
じゃあ、フリーサイトって何がフリーなの?と思ったが深くは考えまい。
バイク、軽自くらいなら横に停めるスペースがある。
町は近いが、山の中で静かな落ち着く環境。
設営中に虫がブンブンまとわりついてくるのは厄介だ。
ベープを噴きまくったら静かになった。
それでも桜は満開から散り始めという頃で、桜の花びらが風に舞い、幻想的な感じ。
トリトンで回転寿司を食べたくて遠軽に戻り、14時近かったが1時間も待った。1時間かかると事前に言われてたけどね。
隣の外国人ファミリーもキレてたよ。
確かに美味しいしネタもデカイとは思うものの、旅の貴重な時間を回転寿司の行列に費やすべきではなかったな。
深夜から朝にかけて雨が降る予報なので5泊目のテントを張る場所は、雨の上がり方を考慮して丸瀬布にした。
5:30起床。
温度計の最低気温は24時間以内の記録なので、10.7℃というのは昨日の五鹿山の数値のような気がする。
丸瀬布の最低気温は12-13℃くらいではないか。
まあ雨撤収の苦労は身に染みているのでムリはしない。
13時半に音更の豚丼のかしわを目当てに行ってみると30人を越える順番待ちの名簿を見てあきらめた。昨日のトリトンの反省。
豚丼って、供給が需要にぜんぜん追い付いてない。どうにかならんかな。
すぐそばのぴあざフクハラにあるインディアンカレー音更店に行ってみる。
こういうショッピングセンター内のテナントは観光客の盲点だろうと踏んだが、すでに地元民が20組ぐらい並んでた。なんか鍋持ってきてる人もいるし。14時も回ってるのに。
でも意外とカレーは回転が早いので20分くらいで着座。
お気に入りはカツカレーだが、ルーは普通のルーとインディアンルーの2種類があって、インディアンカレーはインディアンルー、カツカレーは普通のルー。
普通のルーって語感が嫌だから、カツカレーではなくインディアンカレーのカツトッピングでオーダーした。
でもカツカレーには普通のルーのほうが合うのかな?
自分でもよく分からない。味の違いを知らないし意味あるのかこれ?
ちと早いけどホテル日航ノースランド帯広に15時チェックイン。
ふと気づけば左右両手の掌がジンジン痛んで、燃えるように熱い。
アイコスも手が熱くて持てない。
ペットボトルのキャップも手が痛くて開けられない。
これはどうやら、グリップヒーターによる低温やけど。
水疱瘡はできてないのでそれの一歩手前かもしれない。
薄手のグローブにグリップヒーター全開で連日4~5時間も握っていたら手のひらの毛細血管がやられたようで浮腫みがひどい。
これは安静にするしかない。
グリップヒーターも常に最強にしとくのではなく、少し暖まったら弱くしないと火傷する。
今宵は小会席セット。飯物もあるから余計なオーダーをしなくて済んだ。
北のろまん(栗山)を1合だけちびちびと。
部屋に戻ってトカップワインをちびりと飲んでいたら強烈な眠気が来てすぐに寝てしまった。
上陸8日目、ホテルの朝。飽食の時代。
いよいよ今日は少しだけにしようと思っても、据え膳食わぬは男の何とやら。
一種類ずつ盛っていったら、いつものとんでもないボリュームになっているではないか。
だいたいいつもロングツーリングの最後には体重が3~4kgは減ってるのが常だが、今回ばかりは1キロも減ってない。
食後のコーヒーを部屋で飲みつつしばらく空模様を見ていたが、帯広は昼まで雨が上がらなそう。
道央は朝からすでに上がってる様子なので11:00を待たずにカッパを着こんで出発した。
二輪車定率割引も使って、道東道で西に移動する。
苫小牧まで行っちゃうとまだ早すぎるので途中で夕張の快速旅團にも寄り道して。
最近復活した快速丼で昼ご飯にする。
15:00過ぎに苫小牧西港に着いた。
15:30から乗船受付が開始で、クルマ・バイクは16:30までに済ませないと17:00には実際に乗船が始まっちゃうから注意が必要。
だから15:00に着いても全然早すぎるというものではない。
行きのフェリーは「ふらの」で帰りは「さっぽろ」だった。
そういえば、尾岱沼のキャンプ場で出会ったバイク乗りが雑談の中でこんなことを言っていた。
「さっぽろ」は先に乗船したバイクから先に下船できるが、「ふらの」は後のほうに乗船したバイクから先に下船できる、と。
よくそんなことに気付くよなと着眼点に驚く。
確かに彼の言うとおり、「さっぽろ」は先入れ先出し法。「ふらの」は後入れ先出し法なのだ。
自分の着眼点だと、「ふらの」の食堂メニューは中華風。「さっぽろ」の食堂メニューは洋風だということ。
そんなことは誰でも知ってるか。
備忘のためGWの服装、装備について書いておくと。あくまでも個人的所感。
GWの北海道を走るときの服装
◆ジャケット
暑すぎて冬ジャケを着てられなくなる日もあるから、モコモコの冬ジャケは必要ない。
3シーズンジャケットを基本にし、寒いときはユニクロのウルトラライトダウンを中に着込めばヨシ。
夏用メッシュは絶対ダメ。
◆インナー
長袖の肌着に、長袖のシャツ。
厚手のトレーナーやセーターは要らない。
◆グローブ
冬用である必要もないが、あまり薄すぎても困る。グリップヒーターに依存しすぎるのは危険。
◆下
ジーパン1枚でヨシ。
中に履くステテコみたいなやつも一応持っていったが出番はない。
寒いときにULダウンをサッと羽織るように、ステテコをサッと履ければいいのだが、そんなシチュエーションはない。
モコモコのオーバーパンツも必要ない。
GWの北海道のキャンプの装備
◆下
ジャージで前開きファスナー、釦留めのタイプだが、地べたにあぐら座は油断すると釦が外れるので釦ナシでファスナーナシ、紐で結ぶだけのタイプのほうが良かった。
◆上
行きのフェリーで買ったさんふらわあオリジナルのフルジップパーカー。
それが肌寒いときにちょうど良かった。
夏なら絶対買おうとは思わなかったが。
品質も3,620円にしてはかなりいいと思う。
それでも寒いときはULダウンをさらに中に着込んだ。
◆シュラフ
モンベル#1にシュラフカバーを併用する。
明け方の最低気温は1℃~10℃と日により場所により様々だが、この組み合わせで暑すぎるということはない。
その他、あったらいいもの
◆テントインナーシューズ
地べたスタイルが基本なら、足冷え対策に必須。
イスカのダウン入りテントシューズを持っていった。
◆衣類圧縮袋
夏に比べて衣類が嵩張るので、あった方が良い。
使わないとしても場所を取るものではないので。
自分は冬ジャケと春ジャケを両方持ってきてしまったので、使ってない方を圧縮するために途中ダイソーで調達した。
◆予備ペグ
最後の宿営地ではすでに4~5本のペグを紛失しており、強風の中で難儀した。
ペグは基本、アルミのY字ペグで、軽いのはメリットだが、地面が固すぎて破損することもある。
パニアの片隅にソリッドステークを5本くらいは予備として忍ばせておいた方がよい。
上記、今年のGWの気候をふまえての、単なる個人的所感です。
時と場所、また人によって気候対策はこの限りではないので為念。