F's Garage ②
「で、お盆、暇だったら俺んちのガレージに遊びに来ないか? 何人かのバイク乗りにも声をかけているんだ」
「お手製のジビエ料理を振る舞うよ」
「ジビエって……まさか、イノシシとか?」
「その通り」
F氏はニヤリと笑った。
「師匠もご存じの通り、俺、イノシシとは一戦交えて、このありさまですから。俺、食べられますかね?」
「何を言っとるんだ、山本君」
F氏は笑った。
「イノシシを食って、やり返すチャンスだぞ」
「それは……ちょっと話が違うような」

「まあ、いずれにしても、ガレージには来いよ」
「わかりました。必ず伺います」
――そして、迎えたお盆の15日。
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