CB650R E-clutch と過ごす人生(98) スローなツーリングスローなツーリング ――きっと、この辺りの茶葉も、関東や海外へ向けて出荷されているのだろう。 俺はヘルメットのシールド越しに、もう一度茶畑を眺めた。 事故の前は、速く走ることばかり考えていた。 景色なんて、ほとんど見ていなかった気がする。 だが今は違う。 ゆっくり走るからこそ、見える景色がある。 そんなことを考えながら、俺は再びCB650Rのエンジンをかけた。 このブログの内容はフィクションです。 実在の人物や団体などとは関係ありません。