CB650R E-clutch と過ごす人生(80) 宇都宮先生 | cb650r-eのブログ

cb650r-eのブログ

ブログの説明を入力します。

宇都宮先生

 

「宇都宮先生。このたびは大変お世話になりました」
「直太郎君、先日の3月19日に、和歌山のご実家にある頴二君の墓参りをしてきたよ。きれいな花が供えてあった」
「父が亡くなって、もう四十年になりますね」
「そうだな……四十年か。君が高校を卒業した春だったな」
 

そして宇都宮先生は、堤先生のほうを向いた。
「堤先生、直太郎君は完治ということでいいのだな」
「はい。念のため、職場復帰日の前日に最終確認をする予定です」
「よし、それでいいだろう」
 

それから宇都宮先生は、まっすぐ俺を見て言った。
「直太郎君。君との約束は果たしたぞ」
「親子二代にわたってお世話になりました。本当にありがとうございました」

 

 

 

このブログの内容はフィクションです。 実在の人物や団体などとは関係ありません。