オートバイをもう一度(K3を制覇せよ[7(終)]) | cb650r-eのブログ

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森君が指差す先には…。

 

森君はにこにこと笑って、言った。
 

「ほら。山ちゃん、見てごらんよ」

指差す先には…。




「高山植物。確か、『ミヤマキリシマ』とか言ってたな。」と森君。

 

「あぁ。」

 

「きれいだろう。」と森君

 

「そうだね。」

 

森君は、ちょっと真顔になって言った。

「べつに、速くなくてもいいじゃん。自分が楽しければ。」

「まさに、そうだね。」

 

「俺は今から、K-1に行ってくるよ。山ちゃんはどうする?」

 

「俺は、床屋に行って、白髪染めでもするよ」

 

そういって、森君とは別れた。

 

「相変わらず森君は、きれいなライディングフォームだなぁ」そう言いながら、俺はCBと帰路に就いた。

 

 

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