森君が指差す先には…。
森君はにこにこと笑って、言った。
「ほら。山ちゃん、見てごらんよ」
指差す先には…。

「高山植物。確か、『ミヤマキリシマ』とか言ってたな。」と森君。
「あぁ。」
「きれいだろう。」と森君
「そうだね。」
森君は、ちょっと真顔になって言った。
「べつに、速くなくてもいいじゃん。自分が楽しければ。」
「まさに、そうだね。」
「俺は今から、K-1に行ってくるよ。山ちゃんはどうする?」
「俺は、床屋に行って、白髪染めでもするよ」
そういって、森君とは別れた。
「相変わらず森君は、きれいなライディングフォームだなぁ」そう言いながら、俺はCBと帰路に就いた。
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