送別会は…。
3月31日(月)、立ち食いの串かつ屋で、田下部長、真崎、井村、大坪の4人が俺の送別会を開いてくれた。
「まあ、異動と言っても、同じ会社の部署異動だからな。5階から7階への引っ越しだし、送別会もこのくらいで十分だろう。」と田下部長が言った。
「はい、いかにも。」俺は適当に返事をする。
「医療介護経営コンサルタント部らしい送別会、ありがとうございます。」
「10年なんて、あっという間だな。」と田下部長が感慨深そうに言う。
ビールを片手に「本当にお世話になりました。」と俺が言うと、みんな一斉に「お疲れ様でした!」と返してくれた。まるで定番のセリフみたいに。
田下部長や大坪くんが「初芝病院のM&A」や「大阪北病院の事業承継」の話を、尾ひれ背びれをたっぷり盛り込みながら面白おかしく回顧してくれた。まるで映画のワンシーンのように、笑いを交えた壮大なドラマが繰り広げられ、みんなでゲラゲラ笑い合った。
「というわけで、私は明日の部の歓送迎会には参加しませんので、よろしくお願いします。」と言いながら、4人に別れを告げると、なんだか少し寂しいような、ホッとしたような不思議な気分になった。
その後、俺は家に帰りながら、医療や介護の世界で学んだことが、間違いなく自分の人生にプラスになったと心から思った。
「まあ、俺もいろいろあったけど、いい経験したな…」と、自分にちょっとだけ納得してみた。
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