R1?
「君、名前なんていうの?ひょっとしたら、この峠の最速の男だったりして。」
「いやいや、俺より早い人は何人かいるよ。俺の名前は森。」
「週末にはこのあたりに流しに来るのかい?」
「そうだね、常連的な人は10人ぐらいかな。俺より早い人は何人かいるよ。でも、一人だけは別格。」
「別格?」
「R1」
「R1?」
「明治の乳酸菌飲料じゃないぜ。おじさん。」
「なんだ? R1て。」
「本当に、浦島太郎なおじさんだな。」
「スマホで、YAMAHAのR1検索してみなよ。」
俺は、スマホを取り出して検索してみた。
「YZF R1。1000㏄か。」
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