オートバイをもう一度(63) | cb650r-eのブログ

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「CB650R e-clutch」納車、マジ来年か。

 

これが目に入らぬか~。

 

【エバンティにて】
店内の雰囲気BGS(音量注意!)

 

 

ジェイクさん、ビール3つお願いします!
「カシコ、マリマシタ」

今日はカウンターじゃなくて、奥のテーブル席に陣取った。
 

「まずは初日、お疲れさんだった!乾杯!」
「山本、初日はどうだった?」
「いやー、めちゃくちゃ勉強になりました。知らないことだらけで…!」
「でもさ、山本さんの『松茸輸入の話』、あれ笑っちゃいましたよ。」久保田さんがニヤニヤしながら言う。

え、そこ掘り返します?と思いながら聞いていると――。
「ああ、あの『釘入り注意』松茸のお裾分けの話か?」
「……はい、それです。」

どうやら、まずは俺の失敗談が酒のつまみになっているようだ。

 

久保田さんは新卒で四菱商事に入社して、マテリアル部で主に輸入業務を担当していたそうだ。その後、入社10年目で四菱銀行の国際部に中途入社。昨年、部長代理に昇格したとか。スペックが高めだ。
今は、品川区旗の台の実家から通勤しているそうだ。

 

パスタやパン、シーフードの蒸し料理をつまみにワインを飲んでいたら、ふとテーブルに人影が。
「あら、3人でお楽しみのご様子ね?」
「有永、副部長!」
俺が驚くと同時に、小川次長がカバンをごそごそ。

「え、次長、いつの間に連絡したんですか?」
そう問い詰める俺に、小川次長と有永副部長は見事なハモリで――
「これっ!」

ドヤ顔で四角い物体を差し出してきた。

「ピッチ(PHS Phone)じゃないですか!」
「そうよ、今どきの『ヤン・エグ』(ヤングエグゼクティブ)は携帯電話ぐらい持ってなきゃダメでしょ?24時間戦えます、てか~!」

 

どうやら、東京のできるビジネスマンは、携帯電話を持つ時代になってきたんだなぁ、と他人事の俺。

有永副部長、酒が入るとテンションが爆上がりするタイプのようで、声も大きいし、笑い声も豪快。店の他のお客さんがチラチラこっちを見ているのがわかる。
まるで、女版の取手 豪だ。

 

このブログの内容はフィクションです。 実在の人物や団体などとは関係ありません。